国内3社、アランセオも発表
世界的にCR値上げ
原材料 2016-11-21
海外市場向けのクロロプレンゴム(CR)の値上げが相次いでいる。国内3社のほか、アランセオも値上げを発表。値上げの理由について各社は、「自助努力による吸収も限界にきており、安定的な供給を維持するため」としている。
CRは塩素を使用しているため、配管の交換などプラントの維持費が他の合成ゴムに比べ高いと言われている。本定修も他の合成ゴムが2年に1度なのに対し、CRは毎年実施。その分のコストも大きい。
また国内で生産されるCRの約8割が輸出向けで、為替円高による採算の低下も懸念材料となる。実際、11月8日に行われたデンカの決算説明会の席上、同社の吉髙紳介社長は「上期のCRは、販売数量は堅調に伸びているものの、円高により手取りが減少した」と為替の影響について言及した。
CRは他の合成ゴムに比べ、世界的に需給バランスが良いとされ、中国品等との性能、品質差による差別化も十分にできている。今回発表されている値上げは、すでに実施されているところもあり、今後も浸透していくものとみられる。
デンカ
CR「デンカクロロプレン」の販売価格を世界的に値上げ。10月1日から実施。値上げ幅はトンあたり450ドル/400ユーロ以上。
東ソー
CR「スカイプレン」の輸出価格を値上げ。17年1月1日から実施する。値上げ幅はトンあたり400ドル/360ユーロ。
昭和電工
CR「ショウプレン」の欧州およびアジア向け価格を11月16日出荷分から値上げ。値上げ幅はトンあたり430ドル/380ユーロ。値上げ率は、地域や顧客によって異なる。
アランセオ
CR「バイプレン」およびクロロプレン接着剤グレードの欧州、中東、アフリカ、中南米、アジア向け価格を11月15日から値上げ。値上げ幅はトンあたり230ドル/200ユーロ。
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