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鈴鹿サーキットで記者会見

横浜ゴム山石社長が語る、モータースポーツ活動は重要な位置付け

タイヤ 2018-05-08

山石昌孝社長


 横浜ゴムは4月22日、同社がタイヤをワンメイク供給する全日本スーパーフォーミュラ選手権の開幕戦が開催された鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で記者会見を開き、今年のモータースポーツ活動について山石昌孝社長が説明、「新中期経営計画『GD2020』のスタートの年として、今年も積極的なモータースポーツ活動を行っていく」と語った。

 横浜ゴム101年の歴史の中、今年はモータースポーツ活動61年目、またプレミアムブランド「ADVAN」は4月17日に40歳の誕生日を迎えた。横浜ゴムの強みを再定義し、独自路線を強めた各事業の成長戦略を通じて、経営基盤を強化していくとする「GD2020」の中で、モータースポーツ活動は「当社の技術戦略上、またプレミアムタイヤ市場における存在感のさらなる向上のため重要な位置付け」(山石社長)という。

 今年はワールドツーリングカーカップ(WTCR)、全日本スーパーフォーミュラ選手権など日本だけでなく、世界各国でワンメイクタイヤサプライヤーとして活動。またコンペティションカテゴリーでは、「世界で最も過酷なコンペティションレース」(同)であるSUPER GTなどにタイヤを供給する。

 山石社長はモータースポーツ活動の成果について「当社の世界シェアは3.3%ほどだが、欧州などでADVANブランドがレースに使われ、カーメーカーのプレミアムカーにADVANが採用されることで、他のブランドよりも認知度が高く、高付加価値タイヤとして売れている。大きく貢献している」と語った。

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