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福山ゴム工業、角丸ゴムが登壇

西部ゴム商組、「第65回商品説明会」を開催

商社 2025-12-01

 西部工業用ゴム製品卸商業組合(小島孝彦理事長=角一化成社長)は11月26日、JEC日本研修センター心斎橋(大阪府大阪市)で「第65回商品説明会」を開催した。今回は福山ゴム工業(広島県福山市)、角丸ゴム(大阪府大阪市)から講師を迎え、会場とWebのハイブリッド形式で実施。当日は会場27人、Web55人の合計82人が参加した。

 福山ゴム工業は、工業用品営業部の宮本斉部長とシューズプロダクト部の石原有起課長代理が講師を務め、工業用ゴム製品、安全靴の新製品などを解説した。

 1947年にゴム草履メーカーとして創業した同社は, 「人と機械の足元を支える」をモットーに、高機能ゴム素材と金属材を強固に接着する独自技術を活用しながら生産品目を列車用ブレーキ部品や建設・産業機械用部品などに広げてきた。

 現在の主力製品は、工業用品で売上高の約9割を占める建機用ゴムクローラ。鉄クローラと互換性のある履き替えタイプとして1982年に久保田鉄工(現クボタ)と世界に先駆け開発したもので、さまざまな環境下に対応できる特性から高い評価を得ている。

 安全靴では、労働災害で最も多い転倒事故の防止を目指し、ヤモリの足裏構造からヒントを得て開発した新製品「GG360ソール」を解説。濡れた床や油の多い現場でも足元が確実にグリップする様子を映像で披露した。

 角丸ゴムは、武田一哉代表取締役が登壇。水中ポンプ、自動車、船舶など幅広い分野で工業用ゴム製品の試作や多品種少量生産に対応できる自社の強みを、顧客の実際の困りごと事例を交えながら解説した。

 ゴム成形業界では、高齢化に伴う協力工場の廃業で部品の廃番に迫られるメーカーが増えている。同社はそれらメーカーから金型を引き取り代替生産を請け負うだけでなく、金型が廃棄されたとしても短期間で現物の製品から型を起こしたり、本体の取り付け部を計測して部品を復刻させることができるという。旧車のキャブレター本体を預かり、パッキンを復刻した事例もある。

 多品種少量生産は、アルミ製やカセット式の簡易型で行うことを提案。1,000ショットの耐久性を持ち、金属、ゴムの加硫接着もこなせるため、本型と同じ品質をより低いコストで実現できると訴求した。

 糸井宏之副理事長(千歳商事社長)は終了前のあいさつで「商品説明会はメーカーの技術や新製品を会員の皆さんとエンドユーザーで共有し、その反響をメーカーにフィードバックしてもらうことを狙い2004年に開始した。今後も最新情報を説明会を通じ勉強してもらいたい」と継続開催に意欲を述べた。

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