加藤事務所 インドレポート
チェンナイ開催のラバーエキスポに出展
商社 2017-01-30
加藤事務所(加藤進一社長)が50%出資するインド合弁会社「INDO-JAPAN POLYMERS(インド-ジャパン・ポリマーズ)」は1月19-21日、同国のチェンナイ市で開催された「RUBBER EXPO(ラバーエキスポ)」に出展し、樹脂用薬品、顔料マスターバッチ等をアピールした。出展に合わせて、加藤社長が現地で視察したラバーエキスポの様子について、本紙に以下のように報告してくれた。
加藤社長「中国に次ぐアジアNo.2の展示会」

年々規模が拡大するインド・ラバーエキスポ
ラバーエキスポは、インドで2年に一度開催されるゴム材料、ゴム機械が中心の展示会。中国に次ぐアジアNo.2の規模のゴム展示会であり、世界では米国のラバーエキスポ、中国のラバーテックと並んで3大ゴム展示会といわれている。

加藤事務所の現地合弁相手ラムチャラン社
今年は第9回目の開催となり、チェンナイ市のトレードセンターで開催された。インド国内、海外含めて約320のゴム関連会社が出展、3日間の参加者は約3万人弱。
日本からは日本ゼオン、デンカ、信越化学工業、東洋精機、弘栄貿易がブースを構え、また現地代理店のブースでは東ソー、ダイキン、IHI、リックス等が日本人説明員を配置していた。
加藤事務所もインド-ジャパン・ポリマーズとして、現地合弁相手のRAMCHARAN (ラムチャラン)社のブースに共同出展した。
ラバーエキスポを視察して感じたのは、インドのゴム材料、機械メーカー、ゴム商社の出展が多かったが、さらに世界中からゴム材料・機械メーカーも出展し、中国からの出展だけで100社を超え、ロシアからの出展も目立った。
特にインドは、SBRやBR以外の合成ゴムでは輸入品が多く、その他カーボンブラック、ゴム薬品はインド製が多い。中国製ゴム材料もかなり輸入されている。ゴム機械は、インドメーカーも数多くあるが、中国製や台湾製も多く紹介されていた。また、インドにはタイヤ会社が数多くあり、タイヤ用機械・材料も多く、この点が他のゴム展示会と異なる。
この10年にわたり、毎回インドのラバーエキスポに参加しているが、年々規模が大きくなっており、インドゴム産業の発展、勢いを感じる。
パートナーのラムチャラン社は、エキスポ開催期間中、ゴム技術セミナーと同社のゴム技術センターの見学会を開催し、100人弱のゴム技術者が参加した。これは加藤事務所のアドバイスもあり、ラムチャラン社が単なるゴム材料商社ではなく、ゴム商社が技術センターを持ち、ユーザーに代わりゴム試験(物性試験だけでなく摩耗、屈曲、ガス透過度、熱老化等の特殊試験まで)や配合設計、試作コンパウンド作りを行っている。
ゴムコンパウンドは、インド-ジャパン・ポリマーズが供給。ラムチャラン社が配合設計できるゴム技術者を抱え、技術支援まで行い、またゴム材料ハンドブックも発行、ユーザーに配布している。
-
【特集】進化するゴム企業のホ...
ゴム関連企業のホームページやその活用例を紹介
その他 2024-10-01
-
【特集】ゴム用機械・試験検査機
加藤事務所、台湾製高性能機器を輸入販売し好評
工業用品 2023-11-28
-
【特集】ゴム用薬品・資材
加藤事務所、MLPC社製加硫促進剤を好評展開
原材料 2023-05-16
-
【特集】進化するゴム企業のホ...
各社とも製品や技術、採用情報が充実-コロナ禍の営業ツールとし
その他 2022-10-26
-
【特集】ゴム用機械・試験検査機
加藤事務所、高性能タイヤ試験機が好評博す
工業用品 2022-06-07
-
4月25日から業務開始
加藤事務所、本社移転
原材料 2022-04-06
-
【特集】ゴム用薬品・資材
加藤事務所、仏・MLPC社製加硫促進剤が好評
原材料 2022-03-28
-
職場環境改善、ソリューション...
【新社長インタビュー】加藤産商社長 加藤進一氏
インタビュー 2022-01-17
-
加藤達男代表取締役社長は退任
加藤産商、新社長に加藤進一氏
商社 2022-01-06