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東京モーターショーで発表

横浜ゴム、2020年に向けた新中計の一部

タイヤ 2017-11-02

説明する山石社長


 今年100周年を迎えた横浜ゴムは、山石昌孝社長が過去を振り返るとともに、2018年から2020年に向けた新中期経営計画の一部を紹介した。

 その中で山石社長は、新中計について「これまで培ってきた技術力という強みを生かし、消費財タイヤの中期戦略として、プレミアムカー向けOEタイヤの開発強化、ウィンタータイヤの技術開発強化、趣味性の高いタイヤの拡充を行う」と語り、この戦略を中心として一層の差別化、存在感の確立を図っていくとした。

 プレミアムカー向けのOEタイヤについては、「イメージとしては、タイヤのオーダーメイドに近いもの。小ロット生産で開発の小回りが利き、要求性能を満たす。それが横浜ゴムにこそできると自負している。この先も世界のプレミアムカーから指定されるブランドとして確立させていきたい」(山石社長)と語った。

 また趣味性の高いタイヤの拡充については「当社はクルマの楽しみを引き出すタイヤが得意領域。クルマを趣味とする人々に応えることができる、数少ないタイヤメーカーでありたいと考えている。そのために、様々なクルマの趣向に合うタイヤのラインアップ拡充を図る」と語った。

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