PAGE TOP

氷上性能とライフを向上

ピレリジャパン、新スタッドレス「ICE ZERO ASIMMETRICO 2」発売

タイヤ New! 2026-07-03

 ピレリジャパンは7月1日、高性能スタッドレスタイヤの新製品、ピレリ「ICE ZERO ASIMMETRICO 2(アイス・ゼロ・ アシンメトリコ2)を同日から順次発売すると発表した。コンパクトカーからセダン、ミニバン、SUVまで幅広い車種に対応する16~21インチの全48サイズをラインアップする。

 新製品は、3PMSF(スリーピーク・マウンテン・スノーフレーク)認証を取得し日本国内での販売に必要な要件を満たした。さらに、タイヤのライフ全体を通じて高いパフォーマンスを発揮するよう設計されており、厳しいアイス環境下においても、安定したブレーキング性能と高い安全性を一段と長く提供できる。

 開発では、人工知能と独自のアルゴリズムを組み合わせたピレリの「バーチャルR&D技術」を活用した。これにより凍結、積雪、ウェットなど様々な路面が混在する日本の過酷な冬季走行において、高い安全性と優れたコントロール性能を実現した。

 特に氷上での安定性と操作性を一段と高めた。従来品と比較した場合、アイス路面ではブレーキング性能を4.5%、コーナリング性能を6%それぞれ向上した。ブレーキング性能の向上は、厳格な氷上性能基準を満たすアイス・グリップ・シンボル認証の取得でも示される。

 冬季のウェット路面においても高いグリップ力を発揮するため、新形状の「3Dサイプジオメトリー」を採用してトレッドのブロック剛性を向上。これにより氷上路面でも接地性が高まった。加えて、主溝の数を4本に増やして排水性を大幅に高め、深い水たまりのある路面での耐ハイドロプレーニング性能を向上。均等分圧により氷上性能も向上した。

 ウェット路面での制動性能は、従来品比で6%向上した。雪道での高いトラクション性能は、サイプ効率の向上により確保した。

 ロングライフ化では、摩耗後の性能低下を最小限に抑え、ウインタータイヤライフの終盤に至るまで安定した氷上性能と安心感のあるドライビングを実現するため、トレッドデザインを一新した。接地面内のサイプを履き替え時まで多数維持することで、冬のさまざまな路面状況においてドライバーに一貫したパフォーマンスを提供する。サイプ維持は、従来品比で11%向上した。

 同時に、シリカ系化合物と親和性の高い新開発のバイオ由来のオイルを配合し、極低温環境でも長期にわたり高い柔軟性を維持できる先進的なコンパウンドを実現した。低温下でも硬化を抑えることで、路面への追従性を高め、氷雪路をはじめとした冬季路面で優れたグリップ性能を持続する。

 この新コンパウンドに加えて、下層部により剛性の高いコンパウンドを配置する2層構造として、新品時から摩耗末期までトレッド剛性を維持し、さまざまな路面状況下でのハンドリング性能を向上した。最適化されたトレッドブロック配置と溝位相の最適化により、ノイズ発生を抑制、静粛性を向上した。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 何を創る日本の半導体企業
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物
  • 海から考えるカーボンニュートラル