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自動運転システムなどの開発を加速

ピレリ、Univrsesとパートナーシップ契約を締結

タイヤ New! 2026-05-07

 ピレリとスウェーデンの企業Univrsesは、同社が持つAIベースのコンピュータビジョンシステムを統合し、Cyber Tyre技術を強化するためのパートナーシップ契約を締結した。

 合意に基づき、ピレリはUnivrsesの株式30%(過半数株式取得オプション付き)を取得。Univrsesの3DAI技術をピレリのCyber Tyreシステムソリューションに統合することで、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転システムへの応用が期待され、より安全で高性能な車両が実現する。

 また、道路管理分野におけるさまざまなユースケースに対して、タイムリーかつ関連性が高く、実用的なデータをシームレスに提供することが可能になる。これにより得られる知見は、道路管理当局がより的確な意思決定を行い、リソースを効率的に配分することを可能にし、結果として道路関連事故の削減や人命の損失を防ぐことが期待される。

 両社のテクノロジーにより、車載カメラとタイヤを活用して、路面状況に関する極めて重要なフィードバックを提供するデータを収集することが可能になる。

 ピレリのCyber Tyreは、タイヤ内部に組み込まれたセンサーからデータを収集できる世界初のハードウェアとソフトウェアを統合したシステム。収集された情報は、独自のソフトウェアおよびアルゴリズムによって処理され、車両の電子制御システムおよびクラウドとリアルタイムで通信する。これにより、車両の安全システムが強化されるとともに、路面状態をモニタリングすることが可能になる。

 一方、Univrsesの技術は、もともと車両が周囲の環境を認識・理解できるようにする目的で開発されたもので、現在では車両をAI搭載の道路監視エージェントへと進化させるために応用されている。同社は、自動運転車に知覚能力(3Dポジショニング、3Dマッピング、空間ディープラーニング)を付与するソフトウェア「3DAI Engine」と、車両に搭載されたカメラなどのセンサーから得られるデータを活用し、都市および道路沿いのインフラをデジタル化するAI駆動型システム「3DAI」を開発している。

 イタリアでは2025年に、ピレリとプーリア州が連携し、地域の道路網を対象としたモニタリングシステムを立ち上げ、インフラの状況を常に最新の状態で把握できるマップの構築を開始している。同システムは、タイヤから収集されたデータをCyber Tyreプラットフォームで処理し、カメラで収集した視覚データをUnivrsesテクノロジーで解析することで、分析結果を提供する。

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