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海洋ごみから“工芸品”

三洋貿易がオーケー化成と新意匠の樹脂開発

タイヤ New! 2026-03-05

 三洋貿易は3月5日、海洋汚染の原因となる「オーシャンバウンドプラスチック」を100%使用した再生材「#Tide(タイド)」をベースに、装飾性の高い4つのカラーバリエーションを持つプラスチック素材を、オーケー化成と共同開発したと発表した。

 時計、アパレル、化粧品容器、自動車部品などの加飾用途を念頭に置いたプラスチックで、コンセプトは「海から始まる水の旅」。オーシャンバウンドプラスチックを生活に身近な存在として広く認知してもらうことを目指し、水が巡る過程や変化のストーリーを色彩で表現した。

 具体的には、ラメや光拡散剤を活用して、光の当たり方や肉厚によって表情が変化するデザインを実現。マーブルデザインのように、一点ごとに異なる風合いを持つ製品に仕上げ、工芸品のような個性を打ち出した。通常の射出成型では“欠陥”と判断される線状の「ウェルドライン」を意図的にデザインに取り込むことでも、表現力を高めた。使用シーンに合わせて、柔軟に色調やバランスをカスタマイズできる。

 #Tideは、三洋貿易が国内総代理店契約を結ぶスイス発のサステナブルブランド「Tide Ocean」の素材。同ブランドは海洋プラスチック問題の解決と地域コミュニティの生活向上を両立するビジネスモデルの構築を通じて、循環型社会の実現を目指している。

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