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東京オートサロン2026出展

TOYO TIRE、2大ブランド「OPEN COUNTRY」と「PROXES」で世界最高峰に挑戦

タイヤ 2026-01-20

 TOYO TIREは1月9日、幕張メッセで開催された東京オートサロン2026でプレスカンファレンスを実施し、今季のモータースポーツ活動およびブランド戦略の方針を明らかにした。

(左から)川畑真人選手、マイケル・ウィデット選手、中山雄一選手、清水社長、アラン・アンプディア選手、能戸知徳選手



 清水隆史代表取締役社長&CEOは冒頭のあいさつで、創立80周年を経た2026年を「新しくページをめくった新たな始まりの年」と位置付け、「これからも皆様に愛され続けるブランドづくりに邁進していく」と語った。

あいさつする清水社長&CEO



 清水社長&CEOは、長年にわたり研鑽を重ね、ユーザーに育てられてきたブランドとして「OPEN COUNTRY」と「PROXES」を挙げ、「この2ブランドのさらなる進化を期して、惜しまずエネルギーを注ぎ込んでいく姿勢をこの場から発信していきたい」と述べ、モータースポーツを通じた技術研鑽を、ブランド価値向上の重要な基盤と位置付ける考えを示した。

OPEN COUNTRYでW2RCへの本格参戦を発表

 OPEN COUNTRYでは、世界最高峰のオフロードラリー競技シリーズであるWorld Rally-Raid Championship(W2RC)への本格参戦を発表。

 同社はTOYOTA GAZOO Racing W2RCと協働し、2026年シーズンの第2戦から最上位クラスであるULTIMATE(T1)クラスに参戦する。

 ドライバーはOPEN COUNTRYブランドアンバサダーの三浦昂選手が務め、特別にチューンアップした「OPEN COUNTRY M/T-R」を装着したトヨタ「DKR GR Hilux」で世界の強豪に挑む。

PROXESでSP9位へ初参戦を発表。中山雄一選手がシリーズのブランドアンバサダーに

 一方、1991年のブランド誕生から35周年を迎えるハイパフォーマンスブランドのPROXESでは、ドイツ・ニュルブルクリンク24時間耐久レースの最上位クラスであるSP9クラスへの初参戦を明らかにした。

 2026年は専用レースタイヤ「PROXES Slicks」を装着したメルセデスAMG GT3を投入し、過酷な耐久レースを通じてさらなる技術研鑽を図る。

 あわせて同社は、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)所属ドライバーの中山雄一選手を「PROXES」シリーズのブランドアンバサダーに起用。

PROXES ブランドアンバサダーに就任した中山選手(写真右)



 清水社長&CEOは、「中山選手は国内外の主要レースで実績を重ねてきたドライバーであり、35周年を迎えるPROXESが描く世界観と、中山選手の挑戦し続ける姿勢には高い親和性がある」と述べ、節目の年にさらなる高みを目指す考えを示した。

 清水社長&CEOは最後に、「モータースポーツ活動を通じて得られる知見を製品開発に生かすとともに、持続可能なモビリティ社会への貢献や、豊かなクルマ文化の活性化に取り組んでいく」と語った。

スタイリングを追求した新コンセプトタイヤ「PROXES ラギット・スポーツ・コンセプト」を初披露

 TOYO TIREは今回、ブースで新たなコンセプトタイヤ「PROXES ラギット・スポーツ・コンセプト」を初披露した。

 同タイヤは、SUV市場が多様化するなか、従来のオフロード系タイヤのような無骨さ一辺倒ではなく、スポーティーさとラギッド感を融合させた世界観を意識したものとなっている。同社ならではの斬新な発想を具現化した。

新コンセプトタイヤと久保氏



 技術開発本部 REタイヤ開発部の久保海太氏は、同タイヤのデザイン開発について、「初期デザインの立ち上げでイメージの方向性を素早くAIを活用し可視化することで、開発全体のスピードを高めることができた。

 一方、実際にタイヤとして成立させる工程では多くの試行錯誤があった。突出部や角度のある意匠は、図面上では成立しても実物では目立たない場合があり、何度も描き直した。

 タイヤはデザインだけでなく、法規や構造面の制約も大きい。その中でどこまで表現できるかが難しかった」と述べた。

 開発現場では、意匠性と実用性のバランスを突き詰める作業が続けられており、久保氏は「こうした積み重ねが、次の商品につながっていく」と語った。

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