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東京オートサロン2026出展

ブリヂストン、限界への挑戦を形にした新POTENZA「RE-71RZ」を披露

タイヤ New! 2026-01-20

 ブリヂストンは1月9日、幕張メッセで開催された東京オートサロン2026で、スポーツタイヤブランド「POTENZA」の新商品「POTENZA RE-71RZ」に関するプレスカンファレンスを実施した。

ブースの様子



 冒頭あいさつに立った草野亜希夫ブリヂストン常務役員・製品・生産技術開発管掌は、「POTENZAの歴史は、ブリヂストンのモータースポーツの歴史そのもの」と述べ、モータースポーツを通じて技術を鍛え、磨き上げてきた歩みを強調。

 一方で、「限界への挑戦を支えてきたのは人であり、設計者や工場スタッフ、評価ドライバーなど、多くの関係者が一人ひとり限界を超える情熱をもって開発に携わってきた。POTENZAはブリヂストンのDNAを受け継いだ進化の証と言える」と語った。

草野常務



 その上で草野氏は、2月から発売開始のRE-71RZが目指した世界について、「まずはグリップの追求」と明言。前後方向だけでなく左右方向、さらには“懐の深い”グリップを実現することで、クルマの走らせ方そのものが変わり、走ることがより楽しくなるタイヤを狙ったという。

 ウォームアップ性能やウェットグリップの向上により、サーキット走行の最初のコーナーから安心して楽しめること、さらに長く安定した性能を発揮することで、「もっと走りたくなる」体験価値を提供していく。

「RE-71RZ」開発チームによるトークセッションを開催

 トークセッションでは、開発に携わったプロドライバーの佐々木雅弘氏が同製品を「ストリート最強を目指したタイヤ」と表現し、「従来品「RE-71RS」を一回り、二回り超える性能を追求した」と説明した。

 また、サーキットでのラップタイム短縮だけでなく、耐摩耗性やウェット性能、低温時の扱いやすさまで含めて引き上げており、公道でもサーキットでも楽しめる点を強調。

「POTENZA RE-71RZ



 設計を担当した同社タイヤ性能企画管理課の加藤泰聖氏は、ラップタイム短縮と操縦性の両立を目標に、新パターンや新トレッドゴムを開発し、それらの性能を最大限に引き出すため内部構造や形状も最適化したと説明。「何かを下げることなく、すべてを高める」開発の難しさを語った。

 またブリヂストンタイヤソリューションジャパン消費財商品企画部の伊藤航氏は、「サーキットはタイヤへの入力が最も厳しい環境」とした上で、そこで培ったグリップ力やステアリング操作に対するリニアな応答性こそが、スポーツラジアルタイヤに求められる本質的な性能だと指摘。

 「サーキットで磨いた性能を、公道でもしっかり体感できることを重視した」と述べ、サーキット摩耗ライフ性能にも強くこだわったとした。

 さらにレーシングドライバーの立川祐路氏も、「グリップを高めながら誰でも扱いやすい特性を実現するため、コンパウンド、構造、パターンを高次元でバランスさせることに苦労した」と振り返った。

トークセッションの様子。右から加藤氏、立川氏、佐々木氏、伊藤氏

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