長距離輸送を担う大型トラック用タイヤの耐偏摩耗性能を大幅に向上
TOYO TIRE、トラック・バス用オールウェザータイヤ「M630」発売
タイヤ 2025-12-10
TOYO TIREは、大型4軸低床トラック向けにオールウェザータイヤ「M630」を開発し、2026年1月から国内市場で発売する。発売サイズは1サイズ、価格はオープン価格。

2024年問題による労働時間規制やドライバー不足の深刻化により、物流業界では輸送効率の向上と車両稼働率の最大化が喫緊の課題となっている。さらに、整備士不足によりメンテナンス業務の効率化も求められている。
大型4軸低床トラックは低床設計で積載容量が大きく、大量輸送に適した車両として物流で広く活躍している一方、構造上、前方2軸目のタイヤに横方向の力がかかりやすく、ショルダー部の偏摩耗が進行しやすい傾向がある。
この偏摩耗は走行寿命の短縮や交換頻度の増加を招き、整備負荷を高める要因となっていることから、同社は4軸低床トラック特有の課題に対応する新製品「M630」を開発した。

M630では、ショルダーブロック幅やトレッド幅を拡大した新パターンを採用し、ブロックの変形を効果的に抑制。これにより、交換サイクルの短期化を招く肩落ち摩耗を同社従来品比で61%低減し、優れた耐偏摩耗性能を実現した。また、接地圧が集中しやすいセンターブロックを小型化し、これを高密度に配置することで接地圧を適切に分散し、耐摩耗性能を一段と向上させた。
さらに、独自のトラック・バス用タイヤ開発基盤技術「e-balance」を活用し、ブロック剛性を最適化。接地形状の安定化により転がり抵抗を低減し、燃費効率にも配慮している。
同製品は、主要都市間の長距離輸送を担うフジトランスポートと偏摩耗対策を重視したタイヤコンセプトの企画および実運行データを活用した性能検証を共同で実施することで、大型4軸低床トラックの特性に最適な設計を実現。また、SenoPro Trucksのブランドロゴをタイヤのサイドウォール部に刻印している。
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