ENEOSマテリアル、日揮ホールディングスとともに
ブリヂストン、植物資源由来合成ゴム使用のタイヤ商業化に向け連携加速
タイヤ 2025-02-06
ブリヂストン、ENEOSマテリアル、日揮ホールディングスの3社は、植物資源由来の合成ゴムを使用したタイヤの商業化に向けた連携を加速する。本連携において、ブリヂストンは植物由来合成ゴムを使用したタイヤの開発を、ENEOSマテリアルは植物資源由来バイオブタジエンおよび合成ゴムの製造を、日揮HDは植物資源由来バイオブタジエンの製造におけるプロセスエンジニアリングと触媒開発をそれぞれ担当する。

3社連携イメージと各社の役割分担
現在、合成ゴムの素原料であるブタジエンは石油製品の1つであるナフサを熱分解した際の副生成物として工業的に生産されている。ブリヂストン、ENEOSマテリアルおよび日揮 HD の 3 社 は、2022 年から各社の経営ビジョンに共通する持続可能な社会の実現に向けて、植物資源由来のバイオブタジエン及びタイヤ用合成ゴム製造の基礎的な技術検討や市場調査を進めてきた。
昨年 7 月、ENEOSマテリアル及び日揮 HD の 2 社が参画する「木質等の未利用資源を活用したバイオものづくりエコシステム構築事業」がNEDO(新エネルギー・産業 技術総合開発機構)の「バイオものづくり革命推進事業」に採択されたことを受け、3 社では植物資源由来の合成ゴムを使用したタイヤの商業化に向け、①植物資源由来のバイオエタノールより得られるバイオブタジエンの製造、②同バイオブタジエンを使用した合成ゴムの製造、③同合成ゴムを使用したタイヤの開発、これら3つの取り組みを加速する。
本取り組みにより、タイヤ原材料のサステナビリティの向上や将来的なブタジエンの安定確保への貢献が期待できる。また、植物資源由来の合成ゴムの使用により、タイヤの廃棄・リサイクル段階での CO2削減にも貢献。今後、2030 年代前半の商業化を目指し、3 社で 2028 年までにパイロット装置による植物資源由来の合成ゴムを使用したタイヤの技術実証を開始するとともに、同合成ゴムのサプライチェーン構築に向けた検討や同タイヤの社会価値・顧客価値の検証を進める。
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