モータースポーツに懸ける情熱と、サステナブルなプレミアムブランドへの進化を体感できる施設へ
ブリヂストン、「Bridgestone Innovation Gallery」をリニューアルオープン
タイヤ 2024-11-07
ブリヂストンは、同社の歩みやDNA、事業活動などを紹介する施設「Bridgestone Innovation Gallery」(=BIG、東京都小平市)を11月5日にリニューアルオープンした。
同社は2023年にモータースポーツ活動60周年を迎えたのを機に、サステナブルなグローバルモータースポーツ活動強化を推進している。同社にとってモータースポーツはタイヤメーカーとしての「原点」であり、「極限への挑戦」。サステナビリティを中核に据え、レースを楽しみ、勝つことにこだわり、「極限へ挑戦」し、イノベーションを加速させていく情熱、さらに、仲間と共に持続可能なモビリティ社会を支えていくという情熱を込めた新メッセージ”Passion to Turn the World(世界を変えていく情熱)”のもと、サステナブルなモータースポーツ活動をコアに、サステナブルなプレミアムブランドの構築を進めている。
今回のリニューアルでは、その世界観をデザインした Motorsport Gallery を BIG 内に新設し、モータースポーツに懸ける情熱と、サステナブルなプレミアムブランドへの進化を体感できる施設へと進化させた。
■主なリニューアル内容
◇エントランス展示の設置=BIGのエントランスを大幅にリニューアルし、ブリヂストンブランドおよびファイアストンブランドとして米国をはじめ世界を舞台に「極限への挑戦」を続けるブリヂストンの情熱を支えたシンボルであるマシンを展示。グローバルモータースポーツを支える「極限への挑戦」、その迫力を体感することができる。

ブリヂストンブランドとファイアストンブランドが、世界を舞台に「極限への挑戦」を続けてきたモータースポーツ活動の歩みを象徴する2台のマシン。右がブリヂストンのFIAフォーミュラ・ワン世界選手権参戦に向けたタイヤ開発マシン、左がファイアストンのINDYCAR SERIES復活に向けたタイヤ開発時のカラーリング再現マシン
◇Motorsport Gallery=新設されたMotorsport Galleryでは、同社のモータースポーツ活動60年の歩みを時系列に紹介。その向かい側には、2008年にF1への参戦200戦目を記念して特別に製作されたタイヤなど、同社のモータースポーツの歴史を築いてきたタイヤの現物を展示している。さらにその先には、モータースポーツ活動60周年を迎えた2023年を「進化(TURN)」と捉え、次のステージへ向けた「サステナブルなプレミアムブランド」へ進化を図る取り組みを紹介している。

Motorsport Gallery
具体的な事例としては、再生可能資源の拡充・資源の多様化を図るグアユール由来の天然ゴムを使用したINDYCARのタイヤ、「EV時代の新たなプレミアム」と位置付ける「ENLITEN」技術を搭載したBridgestone World Solar Challenge(BWSC)のタイヤを展示。さらに、2026~2027シーズンから単独タイヤサプライヤーとして参画するABB FIAフォーミュラ E選手権を視野に、サステナブルなグローバルモータースポーツを表現したコンセプトタイヤモデルも展示している。
最新のソーラーカーの模型、一部モータースポーツ活動で使用しているグアユールの実物大の模型などもあわせて観覧することができ、同社が挑戦するサステナブルなグローバルモータースポーツ活動を体感することができる。
◇「EV時代の新たなプレミアム」―商品設計基盤技術「ENLITEN」とモノづくり基盤技術「BCMA」=同社は、「EV時代の新たなプレミアム」と位置付ける商品設計基盤技術「ENLITEN」とモノづくり基盤技術「BCMA」の融合による価値創造に取り組んでいる。モータースポーツを「走る実験室」として、さまざまなレース条件に対応しながら、クルマとドライバーの最高のパフォーマンスを支えるタイヤ性能へのカスタマイズを繰り返すことで、「ENLITEN」技術を進化させ、市販用タイヤへ反映し、価値創造を広げる。タッチモニターを活用して「ENLITEN」の基本的な概念と、それによって目指す「究極のカスタマイズ」を紹介する。あわせて、それを支える「BCMA」について、タイヤを構成するモジュール(部材)のモックアップを設置し、モジュールを実際に組み合わせてみることで、「ENLITEN」による「究極のカスタマイズ」を支えるブリヂストンのモノづくり基盤技術、それを基盤としたモノづくり変革を体感することができる。

サステナブルなグローバルモータースポーツ活動 「走る実験室」
◇サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を起点とする「サステナビリティビジネスモデル」の進化=同社は、「創って売る」、「使う」、原材料に「戻す」というバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミー、ネイチャーポジティブの実現とビジネスを連動させる独自のサステナビリティビジネスモデルの確立に挑戦している。
サステナブルなグローバルモータースポーツ活動を起点とし、モータースポーツタイヤの原材料調達からリサイクルまでのバリューチェーン全体で、サステナビリティビジネスモデルをいち早く推進し、ビジョンである「サステナブルなソリューションカンパニー」へ向けた変革を加速している。
その取り組みの具体例として、リサイクル技術開発や天然ゴム農園への支援などを紹介しているほか、使用済みタイヤを精密熱分解して得られる再生カーボンや分解油といった再生資源・再生可能資源サンプルなどを展示している。
同社は、モータースポーツタイヤにおいて再生資源・再生可能資源比率65%以上へ挑戦し、100%再生可能エネルギーを活用した生産やカーボンニュートラルなタイヤ輸送などを実現していく。
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