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9月5日、西日本総合展示場(福岡県北九州市)で

ブリヂストン、「第1回ソリューションエンジニアコンテスト」、「第13回技能グランプリ」を開催

タイヤ 2023-09-11

 ブリヂストンのグループ会社であるブリヂストンタイヤソリューションジャパンは9月5日、西日本総合展示場(福岡県北九州市)で「第1回ソリューションエンジニアコンテスト全国大会」および「第13回技能グランプリ全国大会」を開催した。

ソリューションエンジニアコンテスト


 ソリューションエンジニアコンテストは、輸送事業者へのソリューション提案力を競うもの。輸送事業者の課題を解決するソリューションビジネスの拡大に向け、ソリューション提案力のさらなる強化、指導キーマンの育成を目指し新設した。ブリヂストングループのソリューションエンジニア候補307人が地区予選に出場。予選を勝ち抜いた代表選手16人が、SDGsへの取り組みや『2024年問題』といった市場環境の変化を踏まえた顧客課題を適切に捉え、それぞれの輸送事業者にトータルコスト削減やCO2削減等の数値を踏まえ、最適なソリューションを提案する力をロールプレイング形式で競った。コンテストでのソリューションスキル等を踏まえ、優れた課題解決力を持つ人財を「ソリューションエンジニア」として、年内に認定する予定。ソリューションエンジニアは将来的に、数百人規模を育成していく考えだ。

技能グランプリ


 一方の技能グランプリは、「ブリヂストン作業標準」浸透の裾野拡大、メンテナンスサービス品質の向上、指導キーマンの輩出を目指したもので、参加者は2010年の第1回から今回までで延べ4,600人以上に上る。今回はブリヂストングループおよび関連のトラック・バス用タイヤ販売店から334人が地区予選に出場。予選を勝ち抜いた40人がタイヤメンテナンスの知識や作業スキル等を競った。技能グランプリでは、高い技能レベルを有するメンテナンススタッフを「技能エキスパート」に認定し、その中でも安全性、確実性、迅速性、タイヤメンテナンスの知識等で特に優れた技能エキスパートを「技能マイスター」として認定する。今大会では新たに12人が技能エキスパートに、そのうち4人が技能マイスターに認定された。

吉眞副社長「人財育成し運送業界支えていく」

 ブリヂストンタイヤソリューションジャパンの吉眞弘副社長は「国内の輸送事業者向けのソリューションであるタイヤセントリックソリューションには3つの要素がある。商品の進化とサービスの開発・品質向上、それらの価値を実現する盤石なサービスネットワークの構築だ。昨年からB-selectとして国内のサービス拠点網を整備している。デジタル社会においても不可欠な現場人財は、ブリヂストンの財産と言える。ソリューションエンジニアは今年から新たに定義したもので、顧客の困りごとを顧客以上に理解し、顧客の事業成功を支える。一方技能マイスターは、顧客に高品質なメンテナンスを提供し、顧客の稼働を最大化することを担う。こうした人財をグループ内、取引先を含めて育て、日本の運送業界を支えていきたい」と語った。

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