PAGE TOP

TOYO TIREの価値創造プロセスを体系化

TOYO TIRE、「統合報告書2023」を公開

タイヤ 2023-08-07

 TOYO TIREは、同社グループの財務情報と非財務情報を統合的に開示する年次報告書として「統合報告書2023」を発行し、企業サイト(https://www.toyotires.co.jp/csr/report/)に公開した。

TOYO TIREグループの価値創造プロセス


 同社は中期経営計画「中計’21」で事業経営の基軸にサステナビリティ、ESGを組み込んでいくことで事業を通じて社会課題を解決し、社会価値の創出につなげ、持続可能な社会の実現に貢献することを表明。今回、初めて統合報告書を制作するにあたり、同社が社会にどのような価値の創出を目指しているのかステークホルダーに伝えるべく、価値創造プロセスを体系的に整理し、図示している。

 同社の価値創造プロセスでは、社会からさまざまな資本を借りて、TOYO TIREの強みの光る事業構造、独自の事業戦略をもとに経営を行い、同社ならではのビジネスプロセスを通じたアウトプットをアウトカムとして転換、社会へ還元していく。

 生・販・技の機能組織の連携を図ることで強みを発揮し、経済価値のみならず環境価値、社会価値に換え、社会への往還を生み出すことでTOYO TIREグループの存在意義を追求していく。

 ■「統合報告書2023」の主な特長(構成ポイント)
 ◇Introduction=同社グループの存在意義を示す理念をはじめ、沿革や事業概要を紹介。

 ◇Top Message=清水隆史代表取締役社長&CEOが、統合報告書発刊にあたり、制作に至るまでの道のりや報告書の位置づけを説明。中計’21を基軸にサステナビリティ経営を推進し、ESG課題へ真摯に対峙することでTOYO TIREの社会的存在価値を追求する決意を表明している。

 ◇Vision=同社グループを取り巻く環境を分析し、資本とその活用によるアウトプット/アウトカムを整理した価値創造プロセスおよび本プロセスの基盤となるTOYO TIREの強みを詳述。

 ◇Strategy=中計’21の方針と進捗、事業概況、財務/非財務情報のハイライトを開示している。

 ◇Materiality=同社グループのマテリアリティの3つの領域(価値創出、価値創出を支える基盤、リスクマネジメント)ごとに、取り組み方針と推進体制、活動実績をとりまとめて報告。

 ◇Governance=マテリアリティ以外のESG課題のうち、「ガバナンス」の項目にフォーカスして取り組みを紹介するとともに、山田保裕取締役会長と社外取締役4人のメッセージを掲載。

 ◇Data=有価証券報告書のサマリーを含む財務データを掲載。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物