PAGE TOP

中長期的な企業価値向上に向けた考え方や取り組みを包括的に報告

ブリヂストン、「Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告2023)」を発行

タイヤ 2023-07-04

 ブリヂストンは、グループの中長期的な企業価値向上に向けた考え方や取り組みを包括的に報告する 「Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告2023)」を発行し、Webサイトで公開した。

 「Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告2023)」では、2020年からの取り組みの成果や2031年の創立100周年へ向けて実現したい姿を描いた「2030年長期戦略アスピレーション(実現したい姿)」に沿った変革の進捗、そして企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」を軸として、従業員、社会、パートナー、ユーザーと共に価値を創出していく姿勢を、より具体的にわかりやすく伝えることを重視している。

 ■「Bridgestone 3.0 Journey Report(統合報告2023)」の概要および活動の進捗は以下の通り。

 ◇Who we are
 ●ブリヂストングループの未来に向けた変革の基盤となる、創業以来の歴史と挑戦の歩み、そしてその中で培われた「ブリヂストンDNA」(「品質へのこだわり」「現物現場」「お客様の困りごとに寄り添う」「挑戦」)について紹介

 ◇Where we are going
 ●「Bridgestone E8 Commitment」と「2030年 長期戦略アスピレーション(実現したい姿)」を軸に、ブリヂストンが持続可能な社会を実現し支えることを「Global CEOコミットメント」にて表明

 ◇How we get there
 ●「変化が常態化」する時代を生き抜くための道筋として発表した「2030年長期戦略アスピレーション(実現したい姿)」に沿って、2023年が最終年となる中期事業計画(2021~2023)の進捗、そして次の成長ステージへ向かう重要なフェーズである中期事業計画(2024~2026)策定の進捗について紹介

 ● 商品を「創って売る」「使う」、原材料に「戻す」といったバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル化、サーキュラーエコノミーの実現とビジネスの連動、そして自然生態系の損失を食い止め回復させていくネイチャーポジティブの実現に向けて、より循環型・再生型への進化を目指す独自のサステナビリティビジネスモデルの確立に向けた進捗を紹介

 ●事業別の戦略進捗として、「プレミアムタイヤ事業」ではブリヂストン独自の”新たなプレミアム”の中核となる商品設計基盤技術ENLITEN(エンライトン)とモノづくり基盤技術であるBCMA(Bridgestone Commonality Modularity Architecture)の融合による価値創造について紹介

 ●「ソリューション事業」では、強いリアルとデジタルを組み合わせた小売サービスソリューションネットワーク拡充や、リトレッドなどのタイヤセントリックソリューション強化、デジタルによる車両運行管理を中心にしたモビリティソリューションに加え、デジタルパートナーとの連携やモビリティ先進地域である欧米ソリューション組織統合などについても紹介

 ●2023年に60周年を迎えたブリヂストンのモータースポーツ活動のこれまでの歩みとともに、モータースポーツ活動を通じて構築してきたグローバルブランド力を新ブランドパワーとして進化させ、サステナブルなグローバルプレミアムブランドの構築に向けて「極限」のジャーニーへ再度踏み出すサステナブルなグローバルモータースポーツ活動を紹介

 ●価値創造の源泉である技術&イノベーション、人財戦略・人的創造性の向上、知財戦略、企業のレジリエンスを高めるグローバル経営リスク対応について紹介

 ●「ESGにおける活動ハイライト」として、以下の活動を紹介

 -自然との共生に関する考え方や取組み、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)/TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)への対応状況などの環境面での活動

 -社会やステークホルダーからの期待と役割を理解し、安心・安全で、すべての人が自分らしい毎日を歩める社会を目指す社会面での活動

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • 海から考えるカーボンニュートラル
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた
  • とある市場の天然ゴム先物