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トヨタ・ランドクルーザーと挑戦

TOYO TIRE、「OPEN COUNTRY」装着車がダカールラリーでクラス優勝

タイヤ 2022-01-20

クラス優勝した三浦昴選手(左)とLaurent Lichtleuchter選手


 1月1日から14日までサウジアラビアで開催された「ダカールラリー2022」で、TOYO TIREがオフロードレースを想定して開発した「OPEN COUNTRY M/T-R」の装着車両が市販車部門で優勝した。

 装着車両は、トヨタ車体のラリーチーム「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー(TLC)」のトヨタ・ランドクルーザー。

 TLCの参戦車両2台(①三浦昂選手/Laurent Lichtleuchter(ローラン・リシトロイシター)選手、②Ronald Basso(ロナルド・バソ)選手/Jean Michel Polato(ジャン・ミッシェル・ポラト)選手)に同製品を装着して本戦に臨んだ。

「OPEN COUNTRY M/T-R」装着車両


 同レースはコース上の各所に設けられたスペシャルステージ(競技区間)の累積走行タイムを競うもので、競技区間をつなぐリエゾンセクション(移動区間)を合わせた総走行距離約は8,000km以上に及ぶ。

 砂丘や岩場に加えて、降雨により路面状態が悪化した箇所もあるなど、厳しいコースコンディションの中、同製品が高い悪路走破性や耐外傷性を発揮し、TLC参戦車両は2台とも完走した結果、市販車部門において三浦/リシトロイシター組が1位、バソ/ポラト組が2位のワンツーフィニッシュを果たした。また、三浦/リシトロイシター組の優勝により、市販車部門での9連覇を併せて達成した。

「OPEN COUNTRY M/T-R」


 OPEN COUNTRYシリーズは、SUVをターゲットとした同社の主力ブランド。同社は国際的なレースで、OPEN COUNTRYを装着した車両で数々の優秀な成績を修め、耐久性や耐外傷性を高い次元で磨いてきた。とくに、大型SUV車両が普及している北米では、高い基本性能とアグレッシブなパターンデザインがユーザーに高く評価されている。

 同社は、中期経営計画「中計’21」において、OPEN COUNTRYシリーズをはじめとする独自のデザイン性や機能性を有する商品の開発強化に取り組むことを発表。今後も、レースを通じて得た知見を商品開発に生かし、より高性能・高品質で魅力的な製品を供給していくとしている。

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