PAGE TOP

ダカールラリーの市販車部門制したレプリカ車両も展示

TOYO TIRE、オートサロンで「OPEN COUNTRY」、「PROXES」アピール

タイヤ 2022-01-15

 東京オートサロンが1月14日に開幕、16日まで幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催している。

 初日の14日にはTOYO TIRESブースで、清水隆史TOYO TIRE社長によるプレゼンテーション、モータージャーナリスト竹岡圭氏、水谷保TOYO TIRE執行役員・技術開発本部長による展示タイヤ、車両の紹介がされた。

清水隆史社長


 冒頭のプレゼンテーションで清水社長は「当社は、世界の主要都市で開催されるアフターパーツの展示会、トレードショーをブランドイメージの一方的なアピール舞台にせず、また、単に売りたい商品をプロモーションするという訴求とは一線を画し、カスタムカーを愛する人々と気持ちがクロスするようなコミュニケーションスペースにしたいと考えている。そうした意味からも、今年のブースコンセプトを『クロスオーバー』と位置づけ、来場した人々と当社が進む『道』が交わる接点として、お互いに新たな価値を発見する場にしたいと考えた。

 当社は、差別化された独自の技術によって高い付加価値と魅力を備えたタイヤをつくり、それを愛してもらえる人々に届けていきたいと考えている。ブースは、そのカギを握る当社の2大商品ブランド『OPEN COUNTRY』と『PROXES』が、『クロスオーバー』する空間を楽しんでもらい、皆さんが内に秘めている『クルマごころに火を灯したい』という狙いを持っている」と語った。

 ブースは同社のSUV用タイヤブランドの代名詞「OPEN COUNTRY」シリーズとグローバルフラッグシップブランド「PROXES」シリーズを中心に取り揃えた。また、「OPEN COUNTRY M/T-R」を装着しダカールラリー2022に参戦、市販車部門を制した、トヨタ車体のチームランドクルーザー・トヨタオートボデーのラリー車両のレプリカをはじめ、2021年5月の発売以降、好評を得ているSUV専用ホワイトレタータイヤ「OPEN COUNTRY A/T-EX」を装着した新型三菱アウトランダー、欧州市場で好評を得ているスポーツタイヤ「PROXES TR1」を装着した新型トヨタGR86など、同社製タイヤを装着した多数の車両が展示されている。

「OPEN COUNTRY M/T-R」を語る水谷執行役員と竹岡氏


 ダカールラリー2022の市販車部門を制した車両に装着したタイヤについて、水谷執行役員は「OPEN COUNTRY M/Tをベースに、トレッドパタン、ゴムの配合、構造などをダカールラリー参戦に最適化、発売したタイヤ」と語った。竹岡氏が「参戦しているドライバーからのレポートによると、今年のダカールのコースは結構ソフトな砂のところも多いようだが、空気圧をそれほど下げなくても全くスタックすることなく走れているとのことだが」と聞くと、水谷執行役員は「なかなかテストができなかったのだが、構造、接地の形状を数値化しあるべき方向に改良したことが良かった」と応じた。

 東京オートサロンは明日までの開催。必見だ。

関連記事

人気連載

  • マーケット
  • ゴム業界の常識
  • とある市場の天然ゴム先物
  • つたえること・つたわるもの
  • ベルギー
  • 気になったので聞いてみた