鉱山の生産性向上に貢献する建設・鉱山車両用タイヤ
ブリヂストン、「Bridgestone MASTERCORE」を発表
タイヤ 2020-08-20
ブリヂストンは8月7日、鉱山の生産性向上に貢献する建設・鉱山車両用タイヤ「Bridgestone MASTERCORE」(MasterCore)」を発表した。超大型の63インチから展開を始めており、2021年以降順次販売を拡大していく。

鉱山現場における超大型ダンプ車両に装着されたORタイヤ
「MasterCore」は、他の性能を犠牲にすることなく強靭な耐久性能を実現し、ユーザーごとに異なる鉱山の現場やオペレーションの計画に合わせて「カスタマイズ」することで、最適な性能を提供することが可能な新商品。
タイヤの機能的な価値の選択が可能な「カスタマイズ」を通じ、その性能を最大限に発揮させることで、車両稼働時間の最大化や車両運搬効率の向上といったユーザーの生産性向上に貢献する。
世界の大規模な鉱山現場では、車両の稼働時間を最大化し、一度の車両の稼働でより多くの鉱石をより速く運搬して車両運搬効率を向上させることが、生産性向上のための重要な課題となっている。
同社は、「断トツ商品」「サービス」「サービスネットワーク」といった「リアル」に、タイヤデータやモビリティデータを活用する「デジタル」を掛け合わせて提供することで、ユーザーの課題を解決するとともに、資源生産性向上などの社会価値の拡大に貢献する鉱山ソリューションを推進している。
「MasterCore」は、内製スチールコードをはじめとした素材、構造、製造技術を含む当社独自の新技術を結集し、高耐久性能を実現させた強靭なタイヤであり、鉱山用ソリューションの基盤を支える商品となっている。
■「MasterCore」を構成する具体的な技術
①同社独自のスチールコードコーティング技術「Metal Surface Coating Technology」をタイヤの骨格部材に搭載。従来ゴムに配合していた接着触媒をスチールコードの回りにコーティングすることで、スチールコードとゴムの接着力を画期的に向上②同社で開発し生産する内製の防錆スチールコード③接着触媒を大幅に低減することで、ゴム自体の強度を格段に向上させた新ゴム配合④空気の流れを制御してタイヤ踏面を冷やす空冷技術を搭載したタイヤパターン

「MasterCore」が提供する「カスタマイズ」可能なタイヤの機能的な価値
鉱山車両のオペレーションは、ユーザーごと、鉱山現場ごとに異なり、また同じ鉱山現場であっても走行ルートが違えばタイヤに求められる性能が異なる。「MasterCore」は、革新技術を基盤として、鉱山の現場やオペレーションの計画に合わせて「速く走れる」「多く積める」「長持ちする」「壊れない」「補修が少ない」というそれぞれに異なるユーザーのニーズに応える商品ラインアップを揃えている。

同社は「MasterCore」という新商品に、すでに世界各地に展開しているORタイヤのスペシャリストであるソリューションエンジニア、それを支えるマイニングソリューションセンターを通じた現場密着のサービス、iTrackソリューション事業という「リアル」と「デジタル」を掛け合わせて、鉱山オペレーション全体を支えていくことを目指す。
また、これらのソリューション事業を通じて得られるデータや知見を社内へ継続的にフィードバックすることで、商品の開発、サービスの拡充、独自の摩耗予測・耐久予測の精度向上など、さらなる価値の提供を図る方針。
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