「M888」、「ECOPIA M801Ⅱ」、「GREATEC M829」
ブリヂストン、タイヤソリューションの軸となるTBタイヤ3商品を発表
タイヤ 2020-02-10
ブリヂストンは1月31日、同社グローバル研修センター(東京都港区)でトラック用タイヤ新商品発表会を開催。国内輸送事業者に対し推し進めている、タイヤソリューションサービスの軸となる3商品を発表した。
同社は輸送事業者の課題に対し、断トツ商品とサービス、ネットワークにデジタルを組み合わせたタイヤソリューションを展開。「断トツ商品、ネットワークを強みとしており、そこにデータ分析やアルゴリズムを組み合わせることで、他社に比べ競争力あるソリューションを提供できる」(高城知行執行役員・Bridgestone T&DPaaS企画担当)という。
今回発表したのは、断トツ商品の軸となる3商品。高い経済性を追求したオールシーズンタイヤ「M888」、低燃費性能を追求した「ECOPIA M801Ⅱ」、シングル化で輸送効率向上に繋がる「GREATEC M829」だ。いずれも3月から発売する。
M888は、摩耗ライフ性能の向上及び2回リトレッドを追求した商品。接地圧を均一にする新たなトレッドパタン「アドバンスドコンタクトパタン」を採用することで、摩耗ライフ性能を従来品「M890」比で20%高めた。また、優れたケース耐久性を確保したことで、一部サイズでは2回リトレッドが可能。資源量、CO2排出量が削減できる。
ECOPIA M801Ⅱは、ゴムと補強材の配置をナノレベルで均一化した新たなトレッドゴム技術「ハイパーエココンパウンドⅡ」と、タイヤ回転時のひずみエネルギー発生を最小化した新ベルト構造「エネルギーセイビングベルト」を採用。タイヤの摩耗ライフ性能を維持しながら転がり抵抗を低減することで、低燃費性能を高めた。転がり抵抗はM888対比で32%低減。燃料費削減に貢献する。
GREATEC M829は、通常2本セットで装着される大型トラックの後輪タイヤを、1本で走行できるようにタイヤ幅を広くしタイヤ構造を強化した超偏平シングルタイヤ。2本で使用する場合と比べタイヤ、ホイールのトータル重量を抑えることができる。車両軽量化に繋がり積載重量を増すことができるだけでなく、廃タイヤ量の削減も可能だ。
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