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新たに4商品を発売

ブリヂストン、BATTLAX 2020年モデル新商品発表会を開催

タイヤ 2019-11-28

内田達也MCタイヤ事業部長(左)と時任泰史MCタイヤ開発部


 ブリヂストンは11月27日、同社グローバル研修センター(東京都港区)で2輪車用タイヤ「BATTLAX(バトラックス)」の新商品発表会を開催。発表会では、一般公道走行用スポーツラジアルタイヤ「BATTLAX RACING STREET RS11」、‘80’sスーパーバイクレース用タイヤ「BATTLAX CLASSIC RACING CR11」、エンデューロレース用タイヤ「BATTLECROSS E50 EXTREME 」、ツーリングバイアスタイヤ「BATTLAX BT46」の4商品を発表した。

 新商品について、内田達也MCタイヤ事業部長は「3つのモータースポーツで培ってきた3ラインアップ、そして長年愛されてきたバイアスの定番商品の刷新という形でBATTLAXの商品ラインアップを充実させた。4商品のうち、3つに共通して言えるのは、“グリップ力”の追求。レースで培った技術・ノウハウを新商品に詰め込んだ」と語る。


「BATTLAX RACING STREET RS11R」


 「RS11」は、フロント1サイズ、リア2サイズで、2020年3月16日から発売する。

 同商品は、「RS10」の後継商品。公道でのスポーツ走行性能を追求したタイヤで、高いグリップ性能とシャープなハンドリングを実現した。パタンデザインやタイヤ剛性を最適化し、また、リアショルダー部に新開発コンパウンドを採用することで、路面への食い込み性をアップさせた。さらに革新ベルト構造「V-MS・BELT」を採用し、ショルダー部の接地長がアップしたと同時に、摩擦円もアップ。それによりキャンバー時のグリップが大きく向上した。


「BATTLAX CLASSIC RACING CR11R」


 「CR11」は、‘80’sスーパーバイクレース用のタイヤ。フロント1サイズ、リア1サイズで、20年2月1日から発売する。なお、競技用専用スペック(NHS)のため公道では走行できない。

 同商品は、圧倒的なDryグリップを有し、さらにウォームアップ性とWet性を兼ね備えている。「R11」をベースに、パンタデザインやコンパウンドなどを最適化し、同レースに求められる高いグリップ性能と操縦安定性の両立を追求している。


「BATTLECROSS E50 EXTREME」


 「E50 EXTREME 」は、リア1サイズで、11月1日から発売されている。

 同商品は、18年に発売した「E50」のリアタイヤのトレッドパタンを採用し、ソフトコンパウンドのトレッドゴムを搭載することで、ハードエンデューロレースに求められる力強いグリップ力と優れた操縦安定性を追求している。


「BATTLAX BT46R」


 「BT46」は、フロント8サイズ、リア17サイズで、20年2月1日から発売する。さらに21年には計14サイズ、22年には計8サイズを追加する予定。

 同商品は、「BT45」の後継商品。最新技術を活用し、「BT45」のドライハンドリング性能を維持しつつ、ウェット性能を向上させ、濡れた地面でもより安心して走行できることを追求したタイヤとなっている。シリカ配合ゴムを採用した新リアコンパウンドによりWETグリップが向上。またフロントのみ回転方向を変更し、WETでの接地面を向上・偏摩耗を抑制している。

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