ブリヂストンが年末会見
津谷CEOと西海COOが2016年を回顧
タイヤ 2016-12-09
ブリヂストンの津谷正明取締役代表執行役CEO兼取締役会長と西海和久取締役代表執行役COOは12月1日、東京・京橋の本社で記者会見を開催した。「2016年を振り返って」と題し、津谷CEOはグループ全体の包括的な出来事を中心に、西海COOはグローバルに取り組んでいる企業文化育成や経営体制の整備などを中心に今年を回顧した。会見概要は次の通り。
■津谷CEOの話
当社は2014年にオリンピックの公式パートナーになったが、今年は3月に東京パラリンピックのゴールドパートナーにもなった。そして8月にはリオオリンピックを経験した。この経験により、オリンピックというものが私たちの予想以上に、大きな良い影響を与えてくれるものだと実感した。
1月からは、商品単体からターゲットを定めたソリューションビジネスへの転換をはかり、鉱山・農機ソリューションカンパニーを設立した。また10月には、久留米工場で航空機用ラジアルタイヤの生産能力を増強し、航空機タイヤソリューションを強化した。
今年はグッドデザイン賞で「サイホン排水システム」という技術が受賞した。グッドデザイン賞は毎年受賞しているが、商品ではない分野で初めて受賞した。こうした新しいもので受賞できたということは評価に値する。
販売網の強化・拡充という面では、5月に仏スピーディ社を買収した。7月には独プノイハーゲ・マネジメント社と合弁し欧州での事業を拡充した。
多角化事業の拡充としては、11月にファイアストンの屋根用断熱材の生産拠点をドイツに新設した。7月に世界遺産に登録された国立西洋美術館には当社の免震ゴムが採用されており、こうした文化財の保護にも当社製品が役立っている。
来年も、重点課題であるグローバル企業文化の育成、経営人材の育成、経営体制の整備に取り組んでいく。
■西海COOの話
今年は4月に熊本地震があった。当社の熊本工場も被災したが、幸いにもBCPの一環で進めていた安全管理システムが稼働して全員の安全を確認することができた。改めて、BCPの準備を怠らずに訓練を進めることの重要性を確信した。
ブランド戦略では、ブリヂストンの認知度アップに向けてモータースポーツ活動に積極的に取り組んだ。またゴルフのブリヂストンオープンの開催などスポーツイベントにも力を入れた。
イノベーションについては、強靭高分子複合体など新材料の開発を推進した。また最新鋭タイヤ成型システム「Examation」を彦根工場に初導入した。ブラジル・リオデジャネイロでは、輸送業者の協力を得て、当社独自のITシステム「Tirematics」を活用した新たな輸送ソリューションの実証試験を開始した。
生産体制の再編として、6月には東京工場で乗用車用タイヤの生産を終了し、研究開発設備の拡充に着手した。国内生産の再編強化を着実に進めるとともに、研究開発設備も拡充し、グローバルR&D体制の最適化を推進していく。
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