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バス乗降のバリアフリー化に貢献

ブリヂストン、バス停バリアレス縁石を実用化

タイヤ 2019-06-10

 ブリヂストンは6月7日、横浜国立大学(「交通と都市研究室」:中村文彦教授)、日本交通計画協会、アドヴァンスと共同で開発した「バス停バリアレス縁石」が岡山県岡山市の後楽園のバス停で実用化されたと発表した。

岡山市で実用化された「バス停バリアレス縁石」


 バス停バリアレス縁石は、側面の特殊な形状などにより乗降口と停留所の隙間を小さくする正着性向上を可能にし、バス乗降のバリアフリー化に貢献するもの。今回実用化した縁石は、ブリヂストンと日本交通計画協会の知見を融合させた、大型・小型のバスが共に正着性向上を達成できる汎用性の高い形状となっている。

 これにより、「バスを安定的に縁石に寄せる」、「タイヤと縁石の接触時の影響を緩和する」というバリアレス縁石実用化に向けた課題を解決し、岡山市が取り組んでいる「バス利用者の安全確保と利便性向上」に貢献する。

 ■採用されるバリアレス縁石について
 ◇設置される箇所=岡山市後楽園前◇納入個数=6個◇サイズ=全長12 メートル◇運用開始時期=6月10日

 同社では、特にバス輸送において、高齢者、車いす利用者、ベビーカー利用者を含むすべての人々が安心してスムーズに乗り降りするためのバリアフリー化の課題を解決するべく、個々のニーズに応じてカスタマイズ可能なバリアレス縁石と共に、縁石に対応するバリアレスコンセプトタイヤについても研究を進め、縁石とタイヤを組み合わせたバリアレス化システムとしてさまざまな場所に展開していく予定。

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