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教育機関にゴミ分別貯蔵倉庫を建設

横浜ゴム、まごころ基金がフィリピンのゴミ管理状況改善に活用

タイヤ 2019-04-10

MRF寄贈式での記念撮影


 横浜ゴムは3月27日、同社と従業員による社会貢献基金「YOKOHAMAまごころ基金」がNPO法人「イカオ・アコ」に寄付した活動支援金が、フィリピンでのリサイクルゴミ分別貯蔵倉庫(MRF=Material Recovery Facility)の建設に活用されたと発表した。

建設中のMRF


 これは、「YOKOHAMAまごころ基金」と横浜ゴムが2018年1月にそれぞれ15万円ずつを寄付し、合計30万円の支援を行ったもの。

 今回の支援金はフィリピン・ボホール島ウバイ郡のゴミ管理状況の改善に役立てられた。ゴミ分別貯蔵倉庫が建設されたのはファティマ村にあるウバイ・ナショナル・サイエンス高校(Ubay National Science High School)で、2月22日には寄贈式が行われた。

 「YOKOHAMAまごころ基金」は、寄付を希望する従業員が会員となり、給与から毎月1口100円を天引きして積み立て、集まった資金を環境保全や人権擁護などに取り組むNPO、NGOなどへの資金援助や重大な災害への義援金として拠出することを目的に2016年5月に設立されたもの。横浜ゴムはマッチングギフトとして同基金支援額と同額を寄付する仕組みとなっている。

 「イカオ・アコ」(代表:後藤順久氏)は、日本とフィリピンの友好関係を深めることを目的に、フィリピンでの森林破壊の実態調査、地域住民とともに行う植林による森林再生、3R啓発や収入向上支援などの活動を展開。横浜ゴムは「YOKOHAMAまごころ基金」の寄付以前にも衣類などの物資支援を行っていた。

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