ブリヂストン、「グループ・グローバルTQM大会」を開催

　
　ブリヂストンは9月21日、東京・小平市で「第9回ブリヂストン グループ・グローバルTQM大会」を開催した。同大会はグループ内での優れたイノベーション＆改善事例をグローバルで共有化し、相互研鑽することでグループ全体の品質意識向上とTQM活動のレベルアップを図ることを目的として2010年から実施しているもの。

　同社は1968年に「最高の品質で社会に貢献」という社是を制定し、卓越した総合的品質管理を実施している企業に与えられる「デミング賞」を受賞しており、今年で受賞50周年を迎えた。

　「50周年記念大会」となる今回は、世界各国から326人が参加し、グループ各事業所で実施した104の選考会から選出された16の事例が発表された。当日は特に優れたイノベーション＆改善事例として、「TQM賞・グランプリ」4件、「感動賞」4件が表彰された。

　TQM賞・グランプリを受賞したBridgestone Europe Technical Center, MTDS（イタリア）では、タイヤ製造現場での困りごとを社内Webチャット形式で早急に他拠点に共有化できる仕組みを構築し、問題解決までの時間を大幅に削減した取り組みが高く評価された。

　また、感動賞を受賞したBridgestone India（インド）では、製品検査員による不良品の検出漏れを防ぐために、検査員・検査システム・職場環境など、さまざまな側面から問題点を抽出し、検査員のリフレッシュを目的としたヨガ体操の導入などを実施することにより、検出漏れの抑制を実現した。