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金原社長「パイオニアとしてポジション強化」

日本グッドイヤー、SUV向けに新製品オールシーズンタイヤを拡充

タイヤ 2018-08-09

日本グッドイヤーの下記注力製品、新製品は左上


 日本グッドイヤーがオールシーズンタイヤを拡充する。7月30日、ベクトルスタジオ(東京都港区)で2018年下期戦略発表会を開き、オールシーズンタイヤの新製品「Assurance WeatherReady(アシュアランス ウェザーレディー)」を発表した。

 日本市場における同社のオールシーズンタイヤの出荷は順調だ。2013年から2017年までの年平均成長率は36%増。中でも2016年に「Vector 4Seasons Hybrid」を国産化し、44サイズへ拡充以降の成長率は際立っている。

 市場の認知度も上がってきた。同社の実施した調査では、3人に2人がオールシーズンタイヤを「知っている」と回答。オールシーズンタイヤ未利用者に対し利用意向を聞いたところ、7割以上の人が「使ってみたい」と回答した。

説明する金原社長


 発表会で同社の金原雄次郎代表取締役社長は「Vector4 Seasons Hybridは毎年販売を伸ばしており、今後もこの傾向は続くとみている。当社はオールシーズンタイヤを日本市場に約30年前に投入し、その後の国産化、サイズ拡充含め日本の市場を醸成してきた。オールシーズンタイヤのパイオニアとしてのポジションを強化していく」と期待を語った。

 新製品「Assurance WeatherReady」は、近年需要が高まっているSUVに対応するもの。「Vector 4Seasons Hybrid」の44サイズではカバーしきれていなかった13サイズを投入することで、同社のオールシーズンタイヤのサイズは計57サイズに拡充、市場のカバー率は約89%に達する。8月1日から発売している。

 「Assurance WeatherReady」は、従来使われる石油を原料としたオイルに代わり、大豆を原料としたオイルをトレッドゴムに適用。大豆オイル、ゴム、シリカによる新配合オールシーズンシリカコンパウンドを採用したことで、低温から高温のあらゆる路面状況で高いトラクション性能を発揮する。石油系でなく、植物系のオイルを使用することで環境にも配慮。この大豆オイルを使用した技術は、2018年2月にドイツのハノーバーで開催された「タイヤ・テクノロジー・エキスポ2018」で、「Environmental Achievement of the Year(年間環境功労賞)」を受賞した。

 また「エボルビングトラクショングルーブ」を採用したことで、より高いウェット性能を実現。アウト側リブに配置されたバイアスグルーブ溝が排水性を高めることで、高いウェット性能を発揮するとともに、タイヤの摩耗が進んだ後も溝になり、排水性を維持する。

 ドライ性能にあたっては「3D トレッドロックテクノロジー」を採用。ショルダー部のサイプに配置された「3Dブレード」によってブロックの動きを抑制、優れたドライ性能に貢献するとともに、降雪時にはエッジ効果により高いトラクション性能を発揮する。また偏摩耗の抑制にも寄与している。

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