30%小型化、月30万個生産へ
TDK、TPMS用トランスポンダコイルの新シリーズ
タイヤ 2018-03-28
TDKはこのほど、車載用トランスポンダコイルTPLC55シリーズを開発し、3月から量産を開始したと発表した。自動車のタイヤ空気圧をモニタリングするTPMS(Tire Pressure Monitoring System)で使われる低周波帯用のアンテナコイルとして使用される。
TPMSの装着義務が欧米を中心に法制化され、TPMSの需要は世界的に増加傾向にあるが、自動車の燃費向上に貢献するため、TPMSには軽量化、小型化が求められ、そこに実装されるトランスポンダコイルにもさらなる小型化が求められている。
TPLC55シリーズは体積比、実装面積比で従来品に比べ30%小型化。また使用温度範囲はマイナス40度からプラス125度の広い温度範囲を実現しており、車載での使用環境を満たしている。
サンプル価格は1個100円で、当初月30万個を生産する予定。