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ゲノム解析技術でグアユール品種改良へ

ブリヂストン、米子会社がNRgene社と研究開発で協力

タイヤ 2018-02-26

 ブリヂストンは2月20日、米国子会社・ブリヂストン アメリカス(BSA)がゲノムのビッグデータ・ソリューション企業のNRgene社と米国原産の天然ゴム育種プログラムの研究開発について協力すると発表した。より多くのゴム成分を含むグアユール品種の開発を目指す。

 これまで米国南西部やメキシコ北部の暑く乾燥した環境に適合するグアユールのゲノム解析の研究を進め、既に一部のゲノム解析は完了しており、現在は品種完了に向けた研究開発に着手したもの。

 BSAは品種改良や遺伝学、農学を専門とする研究者チームを有し、グアユール由来の天然ゴムを北米におけるタイヤ生産へ活用することを目指し、グアユールの生産性向上に向けた研究開発を継続してきた。今回、ゲノム解析におけるNRgene社の最先端技術とノウハウを活用し、先進的な分子レベルでの品種改良技術を適用することで、グアユールからの天然ゴムの実用化に向けた検討を進め、持続可能な天然ゴム供給源の多様化を通じて、社会およびユーザーへの貢献を目指す。

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