ニッタは8月7日、独自のカーボンナノチューブ分散技術と独自複合化技術「Namd(エヌアムド)」を用いた炭素繊維プリプレグ「Namd プリプレグ」が、ヨネックスの新バドミントンラケットへ採用されたと発表した。

 カーボンナノチューブ(CNT)は多くの研究機関や企業で研究開発が進められているが、ナノレベルの分散が困難で、その特性が十分に発揮できていない現状がある。一方で、炭素繊維は樹脂との複合化により、従来の金属に代わる軽量高強度材料として、スポーツ用品や航空機機体などの分野への応用が大いに期待されている。

 今回の採用は、ヨネックスとともにバドミントンラケットの共同開発を進めた結果、Namdプリプレグを用いた炭素繊維強化樹脂(CFRP)に「速い力が加わるほど柔らかさを発揮する」という特異な物性が発現することを見出したことによるもの。Namdプリプレグをラケットに搭載することで、今までにない打感と操作性を付与することに成功し、ヨネックスにより9月中旬頃に商品化される。