住友ゴム工業では関西大学の谷弘詞教授と共同でタイヤの回転によって電力を発生させ、タイヤ周辺に搭載されたセンサーにバッテリーレスで電源供給できる発電デバイス(エナジーハーベスト)の開発に取り組んでいるが、今回このデバイスを利用し、「タイヤ摩耗状態および接地面形状測定方法」を開発したと発表した。

タイヤ内に設置された小型化した発電デバイス



タイヤ摩耗状態の測定(イメージ)


 この開発で新たに、タイヤ回転接地時にそれぞれの発電デバイスから得られる電圧波形からタイヤ接地長や回転周期、電圧値を算出することができるようになり、これらを計算することでタイヤの摩耗量の推定が可能になる。また、小型化した発電デバイスをタイヤ内に複数個装着することで、タイヤ接地面の幅方向の情報を取得し、タイヤ接地面形状を測定する方法も開発。これらの技術はタイヤソリューションサービスに活用できると同時に、今後のタイヤ開発にもつながる知見を得られることが期待できる。

 なお、これらの取り組みが評価され、減災サステナブル技術協会から、「防災・減災サステナブル大賞」の防災・減災×SDGs賞「アカデミー&ジュニアアカデミー部門」ジャパン賞を受賞した。