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2025年9月期第2四半期業績

三洋貿易、ゴム関連商品は売り上げ、利益とも好調

決算 2025-05-09

 三洋貿易の2025年9月期第2四半期(2024年10月~2025年3月)業績は、売上高が681億2,900万円で前年同期比4.9%増、営業利益が41億400万円で同4.9%減、経常利益が44億1,000万円で同10.6%減、純利益が34億5,100万円で同9.7%増だった。

 セグメント別のうち、ファインケミカルは、売上高が217億4,100万円で同4.3%増、営業利益が13億8,600万円で同4.3%増。ゴム関連商品は、国内向け原材料需要の好調継続に加え、円安進行を受けた輸入品の販売価格見直しにより、売り上げ、利益とも好調に推移。化学品関連商品は、市況の影響を受けて主力商材の需要が弱含んでいることや、円安進行による輸入品仕入価格上昇により、売り上げ、利益とも減少した。

 インダストリアル・プロダクツは、売上高が194億1,100万円で同0.1%減、営業利益が18億2,500万円で同8.5%減。モビリティ関連商品は、国内における自動車シート用本革の取り扱い終了の影響を受けたが、販売価格の見直しや為替差益により、売り上げ、利益とも堅調に推移。北米は、Sanyo Corporation of America、Sun Phoenix Mexicoの売り上げが好調だった。中国は、景気減速と競争激化による日系自動車メーカーの減産により、Sanyo Trading (Shanghai)の売り上げ、利益がともに減少した。アセアンは、市況の影響を受けてSanyo Trading Asia(タイ)の売り上げ、利益がともに減少した。

 2025年9月期業績は、売上高1,320億円で前期比2.1%増、営業利益71億円で同0.4%増、経常利益75億円で同5.1%減、純利益49億円で同5.9%減を見込んでいる。

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