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2024年12月期業績

東海カーボン、カーボンブラック事業は増収増益

会員限定 決算 2025-02-13

 東海カーボンの2024年12月期業績は、売上高が3,501億1,400万円で前年同期比3.8%減、営業利益が193億8,600万円で同49.9%減、経常利益が225億7,900万円で同45.7%減、純損失が567億3,600万円(前期は254億6,800万円の利益)だった。純損失はスメルティング&ライニング事業、黒鉛電極事業の構造改革等に伴う特別損失が響いた。

 カーボンブラック事業は売上高が1,567億9,300万円で同5.6%増、営業利益が217億600万円で同1.9%増。主要需要先であるタイヤメーカーにおける生産調整等により、販売数量は前期比で減少したものの、コスト上昇分の一部を販売価格に転嫁したことに加え、為替等の影響により増収増益だった。

 2025年12月期業績予想は売上高が3,410億円で前期比2.6%減、営業利益が233億円で同20.2%増、経常利益が220億円で同2.6%減、純利益が110億円(前期は567億3,600万円の損失)。そのうちカーボンブラック事業は売上高が1,670億円で同6.5%増、営業利益が132億円で同39.2%減を見込む。

 2月13日の決算説明会で、長坂一社長はカーボンブラック事業の見通しについて、

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