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2024年12月期業績

クラレ、イソプレンは増収

決算 2025-02-12

 クラレの2024年12月期業績は売上高が8,268億9,500万円で前期比5.9%増、営業利益が850億8,100万円で同12.7%増、経常利益が814億8,000万円で同18.0%増、純利益が317億2,400万円で同25.3%減だった。売上高は過去最高。

 イソプレンセグメントは売上高が763億6,500万円で同16.3%増、営業損失が94億9,800万円(前期は108億7,100万円の損失)。イソプレンケミカル、エラストマーは自動車用途などを中心に需要が回復するとともに、タイ新拠点を活用した拡販等により販売数量が増加した。耐熱性ポリアミド樹脂「ジェネスタ」は自動車用途は順調に推移。電気・電子用途は、デバイス向けの回復に加え、旺盛な生成AI用データセンターの投資に牽引され、サーバー向けコネクタの需要が拡大した。

 2025年12月期通期業績予想は売上高8,600億円で前期比4.0%増、営業利益900億円で同5.8%増、経常利益850億円で同4.3%増、純利益450億円で同41.8%増。そのうちイソプレンセグメントは売上高850億円、営業損失45億円を見込む。熱可塑性エラストマーや液状ゴムなどエラストマー事業は、販売数量増で増収とみている。

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