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2024年12月期第3四半期業績

クラレ、イソプレンは増収も損失幅拡大

決算 2024-11-13

 クラレの2024年12月期第3四半期(1~9月)業績は、売上高が6,148億3,400万円で前年同期比7.0%増、営業利益が739億2,300万円で同19.8%増、経常利益が703億4,100万円で同21.8%増、純利益が466億3,400万円で同27.8%増だった。

 セグメント別のうち、イソプレンは売上高が560億7,600万円で同19.7%増、営業損失が55億6,900万円(前年同期は40億6,600万円の損失)。販売数量が増加したことで売上高は増加したものの、利益については減価償却費負担や在庫評価差額などの影響で損失幅は拡大した。

 イソプレンケミカル・エラストマーは、自動車用途などを中心に需要が回復し、販売数量が増加。耐熱性ポリアミド樹脂〈ジェネスタ〉は、堅調な自動車用途に加え、電気・電子用途でも需要が回復し、販売数量が増加した。

通期業績予想を修正

 同社は第3四半期業績および足元の事業環境を踏まえ、2024年12月期通期業績予想を修正した。

 ■2024年12月期通期業績予想
 ◇売上高=8,350億円(前回予想8,500億円、増減率1.8%減)◇営業利益=890億円(前回予想と変わらず)◇経常利益=840億円(同)◇純利益550億円(同)

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