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2025年3月期第1四半期業績

バンドー化学、自動車部品事業は増収増益

決算 2024-08-09

 バンドー化学の2025年3月期第1四半期(2024年4月~6月)業績(IFRS)は、売上収益が293億4,400万円で前期比10.5%増、コア営業利益が19億6,000万円で同11.8%増、純利益が19億3,200万円で同2.6%増だった。

 セグメント別にみると自動車部品事業は売上収益が149億4,600万円で同16.3%増、コア営業利益が11億3,000万円で同39.3%増。国内は自動車生産台数が減少し、補機駆動用伝動ベルトの販売が減少したが、輸出向け製品の販売が増加。海外は欧米で補修市場向け製品の販売が増加した。中国・アジアにおいても四輪・二輪車メーカーの生産が回復し、補機駆動用ベルトおよびスクーター用変速ベルトなどの販売が増加した。

 産業資材事業は売上収益が96億6,100万円で同5.7%増、コア営業利益が6億7,100万円で同30.7%減。一般産業用伝動ベルトは、国内は産業機械用伝動ベルトの販売が前年並みに推移。海外は欧米で産業機械用伝動ベルトの販売が増加し、中国・アジアにおいても農業機械用伝動ベルトの販売が増加した。運搬ベルトは、国内で樹脂コンベヤベルトの販売が増加した一方、コンベヤベルトの販売は減少した。
 高機能エラストマー製品事業は売上収益が35億6,400万円で同1.1%増、コア営業利益が4,200万円(前年同期は4,600万円の損失)。機能フイルム製品は、建築資材用および装飾表示用フイルムの販売が増加。精密機能部品は精密ベルトの販売が増加した一方、高機能ローラおよびブレードなどの販売が減少した。

 ロボット関連デバイス事業、電子資材事業および医療機器事業などを含むその他事業は売上収益が13億1,400万円で同0.3%減、コア営業利益が8,200万円(同5,000万円の損失)となった。

 2025年3月期通期業績は、売上収益1,100億円で前期比1.6%増、コア営業利益82億円で同8.1%増、純利益65億円で同5.2%増を見込んでいる。

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