タイガースポリマー、米州は自動車部品好調で増収増益

　タイガースポリマーの2025年3月期第1四半期（2024年4～6月）業績は、売上高が118億9,100万円で前年同期比3.4％増、営業利益が7億700万円で同3.0％増、経常利益が11億4,600万円で同1.9％減、純利益が7億2,700万円で同0.8％増だった。

　セグメント別にみると、日本は売上高が55億2,600万円で同5.0％増、営業利益が1億3,500万円で同23.1 ％減だった。ゴムシート・ゴムマット類の販売が減少するなか、自動車部品、家電用ホース、産業用ホースが増加したことで全体では増収。一方、人件費や諸経費の増加等で利益は減少した。

　米州は売上高が55億2,200万円で同12.8％増、営業利益が5億4,600万円で同38.0%増だった。米国では産業用ホースの販売は減少したものの、自動車部品の販売は増加し増収増益。メキシコも自動車部品が増加したことで増収増益となった。

　東南アジアは、売上高が10億4,200万円で同14.7％増、営業利益が9,100万円で同31.9%増。タイでは自動車部品の米州向けの販売が増加したこと等で増収増益。マレーシアでは家電用ホース、自動車部品ともに販売が増加したこと等で増収増益となった。

　中国は売上高が9億2,400万円で同28.0減、営業損失が7,100万円（前年同期は400万円の利益）だった。家電用ホースの販売は増加したが、自動車部品の販売が減少したことが影響した。

　2025年3月期通期業績は、売上高が500億円で前期比4.5%増、営業利益が34億円で同6.4％増、経常利益が36億円で同16.0%減、純利益が22億円で同27.1％減を見込んでいる。