信越ポリマー、精密成形品事業は増収増益

　信越ポリマーの2025年3月期第1四半期（2024年4～6月）業績は、売上高が256億2,500万円で前年同期比3.6％減、営業利益が32億1,800万円で同5.7％増、経常利益が34億2,400万円で同2.3％増、純利益が22億6,500万円で同1.5％減だった。

　セグメント別のうち、精密成形品事業は売上高が124億7,900万円で同0.3％増、営業利益が22億8,400万円で同0.7％増。半導体関連容器は前年同期を下回ったが、市場の在庫調整が進んでいることから回復に転じる見通しが立ってきた。OA機器用部品は市場の在庫調整が進み前年同期を上回った。キャリアテープ関連製品は需要回復により前年同期を上回った。

　また、同社は未公表としていた2025年3月期通期業績予想を発表した。それによると、売上高1,060億円で前期比1.6％増、営業利益128億円で同15.8％増、経常利益130億円で同12.7％増、純利益88億円で同1.4％増を見込んでいる。