2024年3月期業績
東京材料、経常利益は3.2%減に
決算 2024-07-01
東京材料の2024年3月期業績は、売上高が518億5,300万円で前期比4.1%減、経常利益が24億9,400万円で同3.2%減、当期純利益が17億9,100万円で同5.4%減だった。世界的な景気後退懸念や地政学リスク、主要対面市場である自動車業界での電動化へのシフトチェンジ等の環境のもと、CASE関連商材やサステナブル商材をはじめとした次世代商材、事業の探索、グローバル連携の強化、業務改革の推進による付加価値の向上と事業拡大に積極的に取り組んだ。
セグメント別では、合成ゴムや合成ラテックス、ゴム用薬品、カーボンブラックなどを扱う合成ゴム販売は、売上高が239億円で同7%減。国内自動車生産台数は前年から回復がみられたものの、原料市況価格の下落の影響を受けた。
合成樹脂販売は、サステナブル商材の商品展開を積極的に進めているが、主要顧客の事業再編や高機能性樹脂の需要減の影響を受け、売上高は192億円で同3%減。
輸出・海外事業は、総輸出額が115億円で前期並み。また海外子会社は、米州およびインドは前年比で好調に推移したが、中国、アセアン地域での販売が不調で、全海外拠点の売上高合計額は前年度を下回った。
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