信越ポリマー、シリコーンゴム成形品は大幅増収

　信越ポリマーの2023年3月期第3四半期（2022年4～12月）業績は、売上高が821億7,500万円で前年同期比19.3％増、営業利益が107億5,000万円で同44.2％増、経常利益が111億2,000万円で同44.2％増、純利益が76億3,300万円で同35.2％増だった。

　セグメント別のうち、精密成形品事業は売上高が384億400万円で同23.5％増、営業利益が81億9,500万円で同47.6％増。半導体関連容器やOA機器用部品、シリコーンゴム成形品の好調な出荷が続いたことに加え、為替影響もあり、売り上げは前年同期を大幅に上回った。

　半導体関連容器は、300ミリウエハー用容器などの出荷が好調に推移し、大幅に増収。OA機器用部品は、主力のレーザープリンター用ローラの出荷が回復し、大幅に増収。キャリアテープ関連製品は、微細電子部品用の出荷が伸び悩み、減収。シリコーンゴム成形品は、ウィズコロナで医療が通常に戻り、主力のメディカル関連製品の出荷が回復し、大幅な増収となった。

　2023年3月期通期業績は、売上高1,080億円で前期比16.6％増、営業利益120億円で同23.3％増、経常利益125億円で同23.4％増、純利益88億円で同39.5％増を見込んでいる。