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2023年3月期第2四半期業績

フコク、防振事業、ホース事業は増収減益

決算 2022-11-02

 フコクの2023年3月期第2四半期(4~9月)業績は、売上高が389億7,100万円で前年同期比6.3%増、営業利益が8億1,700万円で同55.1%減、経常利益が18億1,100万円で同14.8%減、四半期純利益が14億7,000万円で同8.7%減だった。

 セグメント別みると、機能品事業は売上高が161億2,200万円で同2.5%減、営業利益が12億5,500万円で同37.1%減。サプライチェーンの混乱に起因する自動車メーカーの生産調整の影響により減収。また、原材料価格の上昇と輸送費の高騰で減益となった。

 防振事業は売上高が161億1,700万円で同15.6%増、営業利益が6億8,500万円で同16.5%減。建設機械向けの受注好調と電気自動車向け新製品の販売開始を受けて増収となったが、金具鋼材費高騰の影響が大きく減益となった。

 金属加工事業は売上高が30億7,300万円で同14.6%増、営業損失が2,100万円(前年同期は4,300万円の損失)。合理化推進努力の効果と金具鋼材費の上昇を売価に反映したことにより改善が見られた。

 ホース事業は売上高が23億9,600万円で同2.0%増、営業利益が5,800万円で同42.8%減。原材料価格上昇の影響で減益となった。

 産業機器事業は売上高が15億8,500万円で同7.5%増、営業利益が2億7,800万円で同2.7%減。受注が堅調に推移したことで増収となったが、原材料価格上昇の影響により減益となった。

 2023年3月期通期業績予想は、売上高770億円で前期比7.7%増、営業利益37億円で同111.5%増、経常利益38億円で同50.6%増、当期純利益27億円で同29.5%増を計画している。

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