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下期に需要回復見込むものの、上期の下振れ影響大きく

UBE、第2四半期業績予想および通期業績予想を修正

決算 2022-10-28

 UBEは2023年3月期第2四半期業績予想および2023年3月期通期業績予想の修正を発表した。

 それによると、第2四半期は、売上高はアジアおよび欧州市場における需要減速等により樹脂・化成品セグメントのナイロンポリマー・カプロラクタム等の販売数量が減少することなどから、前回予想を下回る見込み。

 また、営業利益・経常利益・四半期純利益は機能品セグメントでは製品の需要が堅調に推移するものの、ナイロンポリマー・カプロラクタムが販売数量減に加え価格スプレッド(販売価格と主原料価格の差)も縮小し、また機械セグメントで物流混乱等による一部製品の出荷の期ずれ等もあることから、前回予想を下回る見込み。

 通期業績については、下期には全般的に需要の回復を見込むものの、上期の下振れの影響が大きく、前回予想を下回る見通し。なお、持分法投資損益は、セメント関連事業における生産体制の見直しに伴い持分法適用関連会社が特別損失を計上することにより、悪化する見通しとしている。

 ■2023年3月期第2四半期業績予想
 ◇売上高=2,448億円(前回予想2,610億円、増減率6.2%減)◇営業利益=85億円(同100億円、同15.0%減)◇経常利益=18億円の損失(同10億円の損失)◇四半期純利益=3億円の損失(同15億円の利益)

 ■2023年3月期通期業績予想
 ◇売上高=5,470億円(同5,570億円、同1.8%減)◇営業利益=290億円(同320億円、同9.4%減)◇経常利益=45億円(同170億円、同73.5%減)◇当期純利益=20億円(同150億円、同86.7%減)

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