信越ポリマー、大幅な増収増益に

　信越ポリマーの2023年3月期第1四半期（4～6月）業績は、売上高が252億2,600万円で前年同期比19.9％増、営業利益が34億7,000万円で同55.0％増、経常利益が39億7,300万円で同67.5％増、純利益が27億300万円で同49.1％増だった。

　精密成形品事業は売上高が114億2,000万円で同23.3％増、営業利益が26億9,200万円で同66.3％増。OA機器用部品は、主力のレーザープリンター用ローラの出荷が順調で大幅な増収。シリコーンゴム成形品は、新型コロナ患者の減少により通常の手術が増加したことで、主力のメディカル関連製品の出荷が回復し、売り上げを伸ばした。

　住環境・生活資材事業は売上高が64億7,800万円で同34.3％増、営業利益が3億2,200万円で同39.4％増。塩ビパイプ関連製品は、塩ビ価格高騰による販売価格改定により増収だった。

　同社は、合理的な算定が困難として未定としていた2023年3月期通期業績予想について、売上高が1,080億円で前期比16.6％増、営業利益が120億円で同23.3％増、経常利益が125億円で同23.4％増、純利益が88億円で同39.5％増と公表した。