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【卸商社編】夏季トップアンケート

ゴム業界の景気の現状、好調が不調上回る

その他 2017-08-08


 ゴム報知新聞では7月上旬から下旬にかけて、ゴム・樹脂工業用品卸商社を対象にした「景況・業績見通しに関するトップアンケート」を実施した。前号(7月31日付)の「製造業編」に続き、本号では「卸商社編」のアンケート結果を紹介する。

 今回はゴム・工業用品卸商社327社にアンケートを発送し、184社から回答を得た。回答率は56.3%となった。

 設問1の『ゴム業界の景気の現状』については、半年前に比べて「横ばい」が50.8%と半数以上を占めた。「まずまず」と「好調」を合わせた好調回答が33.8%と、「やや低迷」と「不調」を合わせた不調回答15.3%を上回った。これは前号の「製造業編」と同様の傾向となっており、ゴム業界の景気は若干上向いてきていることがみてとれる。

 設問2の『今後のゴム業界の景気見通し』については、「横ばい」が62.3%と半数以上を占めた。「上昇」と「若干上昇」を合わせた上昇回答は27.3%。「下降」と「若干下降」を合わせた下降回答は8.2%となり、上昇回答が下降回答を上回った。

 設問3の『16年度売上高』は、増収回答が43.2%で、減収回答が16.4%。設問4の『16年度経常利益』は、増益回答が40.5%で、減益回答が14.1%。設問5の『17年度売上高予想』は、増収回答が49.7%で、減収回答が8.8%。設問6の『17年度経常利益予想』は、増益回答が41.1%で、減益回答が9.2%となった。ゴム業界の景気の現況および見通し、自社の業績や業績予想でも比較的堅調な回答結果となった。

 設問7の『経営上の懸念』では、「景気の動向」が53.0%と最も多かった。「労働力の不足」41.0%、「競争の激化」37.2%、「需要業界の低迷」29.5%、「原材料価格の動向」26.8%が後に続いた。

 設問8の『経営課題』では、「人材育成」が63.9%と最も多く、次いで「人材確保」47.5%、「売り上げの伸び悩み」35.0%、「新規事業の創出」25.1%、「人材の高齢化」19.7%などとなった。設問8で浮き彫りになったのが、「人材」に関する経営課題が多いということだ。中でも人材不足は深刻で、設問13『人材確保の現況』では、「若干不足している」と「不足している」の不足回答が68.4%となり、「確保できている」の31.1%を2倍以上上回っている。

 設問14の『人材不足について実施しているもしくは実施したい対応策』では、「就職・転職サイトへの登録」52.0%、「知人からの紹介」27.2%、「高校・大学等就職課との連携強化」24.8%などという回答結果となっており、人材の確保は喫緊の課題となっているようだ。

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