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【製造業編】夏季トップアンケート

ゴム業界の現況、「好調」「まずまず」が増加

その他 2017-08-08


 本紙は7月上旬から下旬にかけ、ゴム・樹脂製品製造業およびゴム・樹脂工業用品商社を対象にした「景況・業績見通しに関するトップアンケート」を実施した。そのうち、本号では「製造業編」のアンケート結果を紹介する。「製造業編」では169社にアンケートを発送し、117社から回答を得た。回答率は69.2%だった。

 今回のアンケート調査では、半年前と比較した景気の現状や今後の見通し、業績、経営上の懸念や課題、海外市場での販売状況などの設問に加え、前回調査(1月16日号掲載)で経営課題の上位だった人材関連の質問を新たに設け、業界の現状をいま一歩掘り下げた。

 問1の『半年前(1月)に比べゴム業界の景気の現状』では、「横ばい」が51.3%と半数を占め、「まずまず」が31.0%、「やや低迷」が14.2%、「好調」が2.7%、「不調」が0.9%と続いた。「横ばい」が過半数を占めたのは前回同様だが、「まずまず」は前回比8.0P(ポイント)増加、逆に「やや低迷」が2.8P減少。「好調」の回答も1.7Pとわずかではあるが増加しており、景気は上昇傾向だったことが分かる。

 問2の『今後のゴム業界の見通し』では、「横ばい」が55.8%、「若干上昇」が26.5%、「若干下降」が12.4%と続き、「上昇」「下降」「わからない」が1.8%と並んだ。前回と比べ、「横ばい」が3.2P、「若干下降」が0.6P減少した一方で、「若干上昇」は4.5P増加。また、前回は「上昇」と回答した企業はゼロだったが、今回はわずかながら「上昇」すると見ている企業もあり、今後の期待がうかがえる。

 問7の『経営上の懸念』(複数回答)では、「原材料価格の動向」が61.2%、「景気の動向」が50.9%、「労働力の不足」が48.3%と上位を占めた。注目すべきは「労働力の不足」で、上位2項目はほぼ前回と同水準だが、「労働力の不足」は22.3Pの大幅増加となった。

 問8の『経営課題』(複数回答)も同様の傾向で、「人材育成」が70.1%、「人材確保」が60.7%となり、人材関連の項目が上位となった。特に「人材確保」は21.7Pの大幅増。その後に「生産効率化及び設備更新」の53.8%、「新製品開発の速度向上」の29.9%が続いている。

 問10の「人材確保の現況」では、「若干不足している」が57.3%と半数以上を占め、「不足している」の15.4%と合わせて72.7%もの企業が人材不足を感じていることが分かった。「確保できている」は27.4%とわずかに4分の1で、ゴム業界でも「人手不足」が浮き彫りになっている。

 問11の『どの部門で不足しているか』では、「製造」が67.5%と大半を占め、「技術・開発」が38.6%、「営業」が30.1%、「管理」が15.7%と続く。主に工場などの製造部門で人手が不足しているようだ。

 また、最近話題の問13『女性の管理職』については、「いる」が50.4%、「いない」が49.6%とほぼ半々に分かれた。「いる」と回答した企業の内訳は5人以下が86.0%と大半を占め、6-10人は8.8%、11人以上は5.3%に留まった。

 問14の『女性管理職を積極的に増やしていきたいか』では、「増やしていく」が36.0%、「どちらとも言えない」が64.0%となった。内訳から、実績のある企業の方が女性管理職採用に向けて積極的な姿勢であることが分かった。

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