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継続会員などを表彰

ナノ構造ポリマー研究協会、創立20周年記念式典を開催

その他 2023-05-29

 ナノ構造ポリマー研究協会(加納義久代表理事=古河電工)は5月13日、東京都千代田区のKKRホテル東京で、創立20周年記念式典を開催した。

あいさつする加納代表理事


 同協会は、高分子材料の実用化から社会課題の解決に寄与するナノ構造ポリマー技術の研究経緯と実現への道筋を示すことを目的に、2002年7月に設立された。

 これまで主な活動として講演会、見学会、交流会などの活発な活動を行うとともに、2005年にベンチャー支援分科会としてMOTプロジェクト、2006年に法人会員を中心にしたポリマー材料と成型加工の分科会であるTPE技術研究会、2013年にはマイクロ・ナノ加工研究会を発足・活動してきた。また、2021年には新型コロナウイルスの猛威から対面活動が難しくなったことを受け、オンライン講演会であるnano webinarを立ち上げた。記念式典も本来は昨年開催する予定だった。

 式典は臼杵有光副代表理事の司会によって進められ、4月に就任した加納代表理事が、「初代の伊澤槇一氏、2代目の西敏夫氏から引き継ぎ、4月から代表理事となった。本日は名誉会員をはじめ20年、10年の継続会員表彰と各分科会から活動の状況と今後の展開について報告する」とあいさつした。

20年継続会員表彰


 名誉会員の伊澤氏には証の盾が手渡されたほか、20年継続表彰(対象者9人)には感謝状と記念品が、10年継続表彰(同18人)には感謝状と記念バッチが贈られた。

 名誉会員となった伊澤氏は「ナノ構造ポリマーを扱う研究会は日本で今日までの歴史を作り、世界でも稀なはず。今後30年、40年と続くことを期待したい」とあいさつ。

 午後からは、伊藤浩志山形大学教授からマイクロ・ナノ加工研究会、中嶋健東京工業大学教授からTPE技術研究会、そして加納代表理事からナノ構造ポリマー研究会の各分科会の活動展望が語られた。各部分科会とも時代を反映し環境、持続可能性に向けた共通のテーマが掲げられた。

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