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マルチ対応連続混練機COMPEOシリーズに

ブッス、小型テスト機「COMPEO LAB」をラインアップ

その他 2022-11-22

 ブッス(本社:スイス)およびブッス・ジャパンは、あらゆる混練ニーズに対応できるマルチ対応連続混練機 COMPEO(コンペオ)シリーズから、小型で使い勝手の良いCOMPEO LABを新たにラインアップした。

COMPEO LAB


 単軸スクリュータイプのブッス・ニーダーは、混合と混練を行うスクリュー軸が回転と往復動を同時に行うというユニークな動作原理により、優れた混合効果を示す。前後運動するスクリュー軸は、製品材料を回転ごとに複数回分割、再合、反転を与えることにより、軸方向に向かって材料を確実に混練する。

 COMPEOは、過去の製品シリーズが持っていたブッス・ニーダー技術を全て取り入れており、さらに溶融温度 400度までのスーパーエンプラやゴム材料、最新のバイオプラスチックスなどに幅広く対応し、柔軟なプロセス設定が可能となっている。特に新しいプロセス加工部においては、スクリューの羽根の枚数を2枚、3枚、4枚、そして 6枚まで柔軟に組み合わせることが可能となり、温度調整やフィラー高充填の難しい配合やこれまでにない新しいアプリケーションへの対応力を向上させた。

 COMPEOシリーズと同じ機能・仕様を持つCOMPEO LABは、小型ながらあらゆるアプリケーションに対応。最大50~100kg/hの吐出量により効率的に試作・テストが可能になる。

 ブッス・ニーダーはその構造設計により、同じスクリュー構成およびスクリュー回転速度であれば、サイズの違う機械でも同じせん断力を与えることが可能となっており、COMPEO LABをパイロットラインとして導入することで大型生産機へのスケールアップも簡単に行うことが可能になる。

 ■COMPEO LAB基本仕様
 ◇スクリュー有効長=18 または25 L/D◇スクリュー径=45.5mm◇スクリュー回転速度=最大600rpm◇吐出量範囲=50~100kg/h◇最高設定温度=400度

 ブッスは、1946年にユニークな単軸往復動混練押出機であるブッス・ニーダーの開発製造を開始し、70年以上にわたりブラスチック業界、フィルム業界、塗料業界、食品業界などにおける混練工程の生産性向上、品質向上に貢献してきた。ブッス・ニーダー技術は、混練部において適度かつ均一なせん断を与えることができる特徴があり、あらゆる種類の温度とせん断に敏感な材料の混練のための最良の選択肢として確立している。

 ブッスは新しい分野に対してもユーザーの要求仕様に従い、スクリュー構成やそれに付随する混練技術を最適化するようサポートする。また高い技術力と素早い対応力のあるカスタマーサービスが、ユーザーの生産性向上、製品の品質向上に貢献する。

 ■問い合わせ先
 ◇〒135-0034 東京都江東区永代2-31-15 ベルウッド永代6F ブッス・ジャパン◇電話=03・5646・7611、FAX=03・5646・7612◇E-mail=info.jp@busscorp.com◇URL=http://busscorp.com

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