補強に関する知見を体系的に解説
朝倉書店から、「ゴムの補強」発刊
その他 2020-02-28
粷谷信三氏(京都大学名誉教授・工学博士)、加藤淳氏(日産アークオートモーティブ解析部シニアエンジニア・理学博士)、池田裕子氏(京都工芸繊維大学分子化学系教授・工学博士)共著による「ゴムの補強~ナノフィラーの可視化による機構解析~」が2019年3月1日、朝倉書店から発刊された。
同書は、ゴムの実用上、最も基本的かつ重要な技術のひとつである「補強」に関する知見を体系的に解説している書籍。著者らの長年の研究成果を中心に、ゴムの補強に関する100年にわたる研究の歴史や関連する最新の研究報告がまとめられている。
■目次
<第1部>ゴムのフィラー補強=ソフトナノコンポジットとしてのゴム材料/ゴムの補強とフィラー
<第2部>ナノフィラーの分散解析とゴムの補強機構=3次元透過電子顕微鏡(3D-TEM)の原理と実際/3D-TEMによるナノフィラー分散の可視化/カーボンブラックによるゴムの補強機構
<第3部>ゴムの非カーボン補強=シリカ補強ゴム/リグニン補強ゴム/天然ゴムにおける自己補強性:テンプレート結晶化
<第4部>人類の持続的発展とゴムの補強=ソフトマテリアルとしてのゴム系ナノコンポジットの将来
体裁はA5判、194ページ。定価4,000円+税。