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自動運転システムへの展開も視野に

日本ゼオン、高耐熱光学レンズ用樹脂を発売

原材料 2017-10-30

 日本ゼオンは10月26日、高耐熱性シクロオレフィンポリマーZEONEX T62Rを発売したと発表した。同製品は、耐熱性が要求される車載センシングカメラのレンズ用に開発された樹脂。現在はガラスが使用されている同用途での今後の拡がりが期待されている。

 センシングカメラとは、自動車の先進運転支援システムに搭載される重要なデバイス。高温・長時間の環境下で使用されている。そのため、そのレンズ素材として、従来のプラスチックを使用すると長時間の高熱による黄変劣化、熱変形をし、高い視認性が求められるセンシングカメラ用途には適していなかった。

 従来のシクロオレフィンポリマー(COP)は、ガラス転移温度(Tg)を高くすることで優れた耐熱変形性を有する一方で、高温環境下では黄変しやすいという性質がある。ZEONEX T62Rは、154℃の高いTgを有し耐熱変形性に優れ、かつ高温環境下での黄変を抑えることに成功した。

 先進運転支援システムの普及に伴い、センシングカメラは年率10%以上の伸びが期待されている。日本ゼオンは、今後の実用化に向けて開発の進む自動運転システムへの展開も視野に、COPならではの用途拡大を図っていく方針。

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