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氷見製造所、年1億1,900万平米体制に

日本ゼオン、位相差フィルムの新ラインを本格稼働

原材料 2017-10-03

オプテス氷見製造所


 日本ゼオンは10月3日、子会社であるオプテス北陸工場氷見製造所で、液晶テレビ用位相差フィルムの新ラインを本格稼働したと発表した。第6系列目となる新ラインの生産能力は2,400万平米/年。これにより、同フィルムの生産能力は9,500万平米/年から1億1,900万平米/年に増強されたことになる。

 位相差フィルムは、液晶テレビの視野角を広げるために必要な部材。液晶テレビの画像品質向上には欠かせない。同社の位相差フィルムは高透明性、低複屈折、低波長分散、低光弾性などの優れた光学特性を有するとともに、低吸湿性、高耐熱性などの優れた寸法安定性を有している。近年のテレビサイズの大型化や4K、8Kテレビに代表される高精細化の進展に伴い、光学特性と寸法安定性に優れる同社の位相差フィルムへの需要が高まっており、今回の増強はそうした動きに対応したもの。

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