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環境配慮型製品の需要拡大を見据え

東ソー、スカイプレンCNF複合化グレード「SGシリーズ」の生産体制を強化

原材料 2025-10-30

 東ソーは、製造・販売するクロロプレンゴム「スカイプレン」にセルロースナノファイバー(CNF)を複合化した新グレード「SGシリーズ」のさらなる供給拡大のため、南陽事業所(山口県周南市)の生産体制を強化し、10月から商業運転を開始した。

 バイオマス由来のCNFを複合化した「SGシリーズ」は、化石燃料由来のゴム補強材の使用量を低減できることから、CO2を主とした温室効果ガス排出削減に貢献する製品として期待されている。2024年3月から南陽事業所のクロロプレンゴム製造プラントで生産・販売を開始していたが、今回、将来的な環境配慮型製品へのニーズの高まりを見据えて既存設備の一部を改良し、既存グレードと同等のロットサイズで製造できるよう生産体制を強化した。

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